サイ波動薬通信

" 病める人、打ちしおれた人、落胆した人、疾患に苦しむ人がいれば、まさにそこにあなたの奉仕の場があります " Sri Sathya Sai Baba
Hands Reaching Out

アガルヴァル博士の研究デスクより

Vol 3 号 2
March 2012


サイラム!波動薬実践者の皆様

皆様におかれましては、美しき聖なるマハシバラトリを無事迎えられたこととお喜び申し上げます。ここ、プラシャンティニラヤムでは、魂のこもったバジャンのみならず、波動薬に携わる私たちにとっても特別なことがありました。すなわち、サティアサイオーガニゼーション全インド会長のシュリニヴァーサン氏によって、2012年2月20日のマハシバラトリの吉祥の日に、インド各州の世話人代表および医療担当コーディネーターに対する波動薬ワークショップが開催されたのです。

このセミナーの目的はオーガニゼーション世話人の方々の波動薬についての意識を高め、波動薬をインド全般に広く知らしめていただくというものです。肉体をまとわれたスワミがもはやおられず、直接口頭でご指示を戴くことがかなわないため、波動薬に関しての公式見解を明らかにしておくことが重要となりました。

ワークショップの初めにはヴェーダが唱えられ、主の祝福の喚起をお祈りし、全インド会長によってランプに火が灯されました。開会の辞の中で、会長は、波動薬セミナーがシュリサティアサイオーガニゼーションの名の下で開催されることはないにしても、インド各州で行われるセミナーはオーガニゼーションに携わる人々によって支持されかつ助けを受けることになるということを明言されました。

私からは、このヒーリングシステムについての簡単な説明とサイラムポーテンタイザー(マシーン)を使ったレメディの処方の仕方の実演を行いました。また、1994年にスワミからの直接の指示を戴いてアシュラム内で波動薬の奉仕活動が開始されて以来、スワミが絶えずこのプロジェクトに関わっておられたことを参加者の皆さんにお伝えする必要性も感じました。そこで、これまでの個々の活動の開始の経緯について詳しく説明をいたしました。すなわち、最初のサイラムヒーリング波動ポーテンタイザーに対するスワミによる祝福、インド国内、海外のセミナー開催にあたってのスワミからの祝福、医師ではない奉仕者によってこのシステムの実践が行われることについての再三にわたるスワミからの認証(私たちが癒やし手ではなく、スワミご自身が唯一の癒やし手であり真の医師であることを前提として)、新刊本・108のコモンコンボボックス・波動薬通信の祝福、そしてグルプルーニマにおいては3年連続で波動薬チームによるケーキの奉納を祝福されケーキカットをしていただいたこと、などです。実際、スワミから戴いた祝福やご指示を列挙することによって、過去18年間にいかに多くのものを授けられたかを知ることは驚嘆の一語に過ぎます。ご指導とご支持を戴く方として敬愛するスワミの臨在を戴けたことはこの上ない幸運でありました。

このワークショップではさらに、マハーラーシュトラ州、デリー首都圏地域、ケララ州、カルナータカ州、ジャンムー・カシミール州の波動薬コーディネーターおよび、私どもの教育部の部員による短いスピーチがありました。テーマとしては、波動薬が極めてシンプルな奉仕の形態であること、実践者の「信」が効果的な癒やしにおけるカギとなること、スラム街や村での医療キャンプが驚異的な結果と共に行われていること、これまでの顕著な治癒(完治)の症例と、これまでに処方を受けられた患者さん及び献身的な実践者の方々によるセヴァに関する驚くべき統計上の数字、が挙げられました。

ポーランドのコーディネーターは波動薬がいかにサーダナ(霊性修行)として適したものであり、我々をスワミへと近づけるものであるか、波動薬がポーランドに1999年にどのように紹介され、また、自国で定期的にセミナーやリフレシャーズコース(最新情報や事例の分かち合いの場)がいかに行われているかについての話をされました。英国からの実践者の一人はレメディによる奇跡的な完治の実際例のいくつかを紹介されました。彼女は次のような重要なポイントについて言及されました。すなわち、治癒のプロセスを進行させる要因として、レメディのみならず患者さんに話しかけること、患者さんの(心の)重荷を軽減してあげることが大切であるということです。英国からの主席研究員は、彼女自身がこの波動薬に確信を抱いていること、この波動薬システムがいかにスワミの私たちに対する愛によって支えられているかについて語りました。

この波動薬通信の編集委員でもある、米国出身の実践者からは、この新しい奉仕の分野がいかにスワミによって祝福され開始されたかについて詳しく語りました。彼女はまた、この波動薬通信をインドの主要言語に翻訳してくれる人を歓迎することを伝えました。昨年の御降誕祭に開始された新しいウエッブサイト(www.vibrionics.org)の紹介と操作実演も行われました。その後、簡単な質疑応答の時間があり、生前のスワミから波動薬に対して戴いた数々の祝福のうちの一部を紹介するビデオの上演によってセミナーはお開きとなりました。

この日のセミナーは大いなる成功を収め、参加された方々にとっても、実践者である私たちにとっても実りある生産的な場であったと思われます。この有益な機会を契機に波動薬を通じてのサイの奉仕活動が世界中に広がっていくことをお祈りいたします。

世界が平和でありますように!

サイの愛の奉仕の中で

アガルバル ジット