実践者プロフィール 01228...Slovenia
実践者 01228…スロベニアはシニア波動薬実践者であり、1996年に自身の癒しの体験をすることとなった波動薬に出会いました。波動薬にとても印象付けられ実践者としての訓練を受けてから、母国スロベニアに戻り、非常に多くのセヴァを行いました(詳細は、2014年、第1回サイ波動薬国際会議、会報議事録p73-78参照)。子供の頃から、彼女の人生は病気と悲劇的な出来事の連続で、その中で、心身共に深く傷ついていました。それは2回の交通事故、肋骨の骨折、脊椎炎、脳震盪,多数の手術、重度の鬱、チクングニア熱、生来の近視などを伴うものでした。また彼女は2002年から2003年まで、14か月間入院し、数種の異なる強力な対症療法の薬漬けとなっていました。医師によれば、健康体に戻ることは決してないであろうとの診断が下されていました。スロベニアの医師会は彼女に対して30%の障害者認定を行いました。彼女の健康状態は極めて劣悪で嘱望されていた翻訳家・教師としての道も、身体機能の5%しか活用できないがためにあきらめざるを得ませんでした。
しかし、彼女の忍んだ苦しい体験は無駄にはなりませんでした。長かった、病院での闘病生活の後、彼女は人生に途方に暮れ、バガワンに助けを求めたのでした。バガワンは愛による介入をされ、プラシャンティ・ニラヤムへと彼女を導きました。以下は彼女自身の言葉です:「私の唯一の避難所はスワミでした。スワミは私をインドへと呼んで下さいました。敬愛するババのもとでの6か月間の滞在のために、荷物をまとめていると、私のスーツケースの半分は対症療法の薬で埋まってしまっていたのです。その時、気が付いたことは、ほんの少し前まで、私はスーツケース一杯の化学薬品を摂取し、必然的にその厳しい副作用を受けていたのだということです。虚弱の度合いが酷く、私は代替医療のことすらも考えることができず、対症療法の薬を十分に摂取する以外方法はないと信じていた医師の指示にただひたすら従っていたのでした。プッタパルティで、スーツケースを開くと、何と、中に入れていた全ての対症療法の薬全てが消えてしまっていたのです。すぐさま私は、このことがスワミのメッセージであって、対処療法の薬から卒業し、その代わりに波動薬や副作用のない薬を服用すべきであると理解しました。」その後、彼女はいくつかの代替療法を試し、最終的に、波動薬が全ての中で、最も効果的であるという結論に達しました。4年間の波動薬治療の後、彼女の視力は60%向上し、体調全体も80%改善しました。このように、全くの変容を遂げることのできた自身の体験に触発され、彼女は、病気によって打ち負かされ苦境に晒されている人々に、休みなく手を差し伸べる決意をしたのでした。実践者として、彼女は14年以上の驚異的な体験を積んできました。その中には、彼女自身の独自の効率的なやり方で主催した波動薬キャンプの設営も含まれています。彼女は夫と共に、2万人以上の患者さんをお世話し、90以上の医療キャンプ(その中にはヒマラヤの奥地の村々も含まれています)を行ってきました。当初、彼女は処方内容を全てノートに包括的にまとめ、一人一人の患者さんのレメディを準備していましたが、すぐに、それでは時間が足りないことがわかり、コンボボックスの準備をしっかりとすることを心がけました。108のコンボを全てチェックし、中身が半分以下のものを全て補充し(特に、夏の暑い月には、アルコール溶媒の蒸発が早いため)また、以下の3つのコンボ(最も頻繁に必要とされるもの)の作製をあらかじめ行い、翌日に備えました:
痛みコンボ:
CC3.1 Heart tonic + CC10.1 Emergencies + CC20.1 SMJ tonic + CC20.2 SMJ pain + CC20.3 Arthritis + CC20.4 Muscles & Supportive tissue + CC20.5 Spine + CC20.7 Fractures + CC12.1 Adult tonic (年配の患者さんに対して、その場で加えること)
風邪・インフルエンザコンボ:
CC9.1 Recuperation + CC9.2 Infections acute + CC19.1 Chest tonic + CC19.3 Chest infections chronic + CC19.5 Sinusitis + CC19.6 Cough chronic + CC19.7 Throat chronic
学生コンボ:
a. CC12.2 Child tonic for younger children and b. CC17.3 Brain & Memory tonic(年長の学生に対して)
実践者は子供と共に活動することが大好きで、それについて次のように述べています:
「私は、心の柔軟な時期にある学生に、清浄で効能の高い、しかも副作用のない波動薬を知らしめることが重要であると信じています。彼らは心を開いて新たな考えを受け入れることができ、波動薬の優れた効果を体験したならば、そのことを生涯記憶し家族を中心とした周りの人々に、波動薬を広く紹介していくことになるでしょう。学校で定期的に医療キャンプを行うことは、彼らの内にこの優れた癒しのメソッドに対する確信を培うためにも重要なのです。2015年6月末、私がヴェーダを教えている学校で、一人の学生がデング熱で若い命を落としました。このことは私の胸に深く影響を与えました。そこで私は、すぐに、特に子供たちの間でデング熱の伝染が広まらないよう、何かをしたかったのです。というのは、感染によって入院が必要となり、死に至ることもあるからです。
長先生からは、生徒に免疫強化や病気予防のための薬を処方してもらえないかの打診がありました。季節の変わり目に多くの生徒がインフルエンザや高熱、風邪を既に患っていました。私は、この奉仕の機会を与えられてただただ嬉しく思いました。私自身6年前に、チクングニア熱に感染したことがあり、この病気やデング熱の予防と治療のための対症療法の薬はあまり効果がないことも知っていました。一旦、これらの病気に感染すると、様々な形で数年にわたって感染が継続するのです。前年に、デング熱に感染した5人の患者さんの波動薬の服用結果が良好であったため、予防のための服用を効果的に行えると感じていました。私は夫とともに、2種類の予防レメディのセットを用意しました。低年齢層の生徒には先生から以下のレメディが渡されました:
#1. CC3.2 Bleeding disorders + CC9.2 Infections acute + CC9.3 Tropical diseases + CC10.1 Emergencies + CC12.1 Immunity + CC12.2 Child tonic + CC20.4 Muscles & Supportive tissue + CC21.4 Stings & Bites + Potentised Gold & Ruby 30C + Potentised Amethyst & Platinum 30C…1日2回
生徒は、登校時の朝と下校時の午後にレメディの服用を促されました。お菓子のようにして好きなだけ食べてしまわないようにレメディのボトルそのものは、生徒には渡されませんでした。
年長の生徒には、(自身での管理に慣れているため)それぞれレメディのボトルが与えられました:
#2. CC 3.2 Bleeding disorders + CC 9.2 Infections acute + CC9.3 Tropical diseases + CC10.1 Emergencies + CC12.1 Immunity + CC12.4 Autoimmune diseases + CC17.3 Brain & Memory tonic + CC20.4 Muscles & Supportive tissue + CC21.4 Stings & Bites + Potentised Gold & Ruby 30C + Potentised Amethyst & Platinum 30C…1日2回
蚊に刺された時の適切な処置について生徒への教育に特別な努力が払われました。蚊に刺された場合、全てのケースが重度の症状を示すものではありませんが、その症状は一般的に、痒みを伴い、皮膚が赤くなり腫れる、というものです。潜伏期間の4~7日が過ぎる前であっても予防のための波動薬を摂取することが勧められます。全体として、800名の生徒と何名かの大人がこのデング熱予防及びその他の症状のためのレメディを受け取りました。各学校では、教師の方々に、生徒がデング熱やその他の伝染性の病気に罹った際にはフィードバックをすぐさま行ってくれるよう彼女は依頼しました。他の病気についても、特に早期の症状であれば、非常に効果的な治療ができることを伝えました。
2009年から毎年、プラシャンティニラヤム駅で、スワミの御降誕祭の期間に3日間のキャンプの開催に携わっています。このキャンプでは平均して850名の患者さんを7年以上お世話しています。波動薬は、彼女の人生にとって欠くことのできないものとなり、彼女は、アシュラムの外にいるお花売りの女性や物乞いの方々に至るまで社会のあらゆる階層における多くの人々の人生に触れる機会をとらえています。彼女は彼らに対して、あらゆる健康の問題について親身になって行う個人対個人としての関わりを大切にしています。全ての成功はスワミの無条件の愛のおかげであるとし、彼女はただその導管であると言われます。彼女の成功のレシピは希望を失っている人に希望を送り届けることであり、彼女はスワミの御教えである、「愛を行動で示すこと」を生きています。彼女自身の奇跡的な癒しの体験に触発され、キャンプやその他の場で数年以上に渡って何千もの患者さんをお世話することで、さらには対症療法の薬の短所を熟知していることもあって、波動薬によって治癒されない慢性の病気や不具合などはあり得ないという確固たる信念を持っています。加えて、彼女はまた、医療キャンプは、得に恵まれない多くの方々にとって波動薬をお届けする上で最大の効果をもたらす舞台であると信じています。彼女が熱望しているのは、あらゆる公共の場所で、救急箱として波動薬のキットが置かれるようになるということです。サイの愛の奉仕の使命として何と壮大なヴィジョンでしょうか。
(本通信に含まれている本実践者の処方例:デング熱)