サイ波動薬通信

" 病める人、打ちしおれた人、落胆した人、疾患に苦しむ人がいれば、まさにそこにあなたの奉仕の場があります " Sri Sathya Sai Baba
Hands Reaching Out

Vol 1 号 2
November 2010
印刷用版


波動薬通信の全ページの印刷が必要な場合にはこのページを印刷してください

アガルヴァル博士の研究デスクより

サイ波動薬実践者の皆様

みなさまに創刊号をお送りして以来、世界中から洪水のようなフィードバックを戴きました。新しい試みであったこのニューズレターが実践者の皆様に有益に活用され、その中身が十分に享受されたことを知り喜びで一杯です。米国のある実践者からは、前回のケーススタディで採り上げられていたレメディの処方例を、同じような症状を患う患者さんに処方したところ、その症状に大きな改善が見られたとのことでした。今後もみなさんからさらにたくさんの体験談や励みとなる臨床例を送っていただき、将来にわたり共通の場で分かち合える活字資料にできればと願っています。助け合いと分かち合いがこのニューズレターの一つの目的でもあるからです。

また、さらに素晴らしいニュースは、私たちの敬愛するスワミが2010年9月17日に創刊号のニューズレターを祝福して下さったことでした。スワミはニューズレターを手に取られると全4ページをご覧になりそのままお部屋まで持って行かれたのです。このことは全世界で実践されている波動薬の奉仕に対する聖なる祝福のさらなる証でもあります。

2007年以前に訓練を受けられた方々は、108コモンコンボ(臨床例ではCCsと記されていたもの)ではなくサイラムヒーリングポーテンタイザー(注:小型の磁気波動転写装置)に携われてこられました。 そのため、前回のニューズレター後のフィードバックの内容から、改めてコンボについての説明が必要であることがわかりました。この108コモンコンボはサイラムヒーリングポーテンタイザーによって作られたレメディをあらかじめ複数組み合わせたもので、専用のテキスト(2008年刊)の索引には900以上の症状に応対することが記されています。現在、全ての波動薬ヒーラーの方々の訓練はこのコンボをもとに行われています。

   2008年3月にスワミが自らの手でこのコンボの原版となるマスターボックスを祝福されて以来、素晴らしい成果が得られています。もし(2007年以前に資格を習得した方で)現在、活発に波動薬のセヴァに携われていて、このコンボを使ったセヴァに従事されたい方がおられましたら、毎月の活動報告(1か月のセヴァの時間、処方した患者さんの数)をお送りください。次回のプラシャンティニラヤムに来られた際にお渡しできるよう、授与資格の評価として考慮させていただきます。

   毎回のことですが、このニューズレターをより良いものとするために、今後さらに含めるべき内容や様々な御提案がありましたら、是非、お時間をとっていただいて、コメントや質問等いかなるものでもかまいませんので、こちらにお送りください。みなさんからのフィードバックを心待ちにしています。

   今後ともみなさんからからの愛とご協力を賜りたいと思います。貴重なセヴァの機会に精を出されてください。

サイの奉仕の中で

アガルヴァル・ジット

 

 

穿孔(孔の開いた)盲腸(インド) 02733...India

16歳の男の子が右わき腹に絶え間ない痛みを訴えていました。また過去3カ月にわたってガスが当該部位に溜まっていました。超音波による診断で、激しい炎症を伴った盲腸には穿孔があり、盲腸下部右側には腫れが見つかりました。外科医はすぐに手術を勧めましたが、貧困のためにそれは叶わず、波動薬を求めるに至り、以下の処方が与えられました。

CC4.3盲腸 +CC21.11 膿瘍 +CC3.1心臓活性 6TD

6週間後に、腹部の腫れはひき、痛みも75%改善されました。しかしまだガスは時折溜まることがあり、処方は以下のように変えられました。

CC4.3盲腸 +CC21.11 膿瘍 +CC4.10消化

その約1カ月後、痛みは9割治まったものの、ガスの問題は引き続き見られました。体全体に活力を与えるためCC12.2 免疫活性(子ども)が上記処方に加えられました。1カ月後、痛みはなくなりましたが、まだガスがあり、CC4.2肝臓・胆嚢が更に加えられ、2カ月後ガスはなくなり、少年は元気になりました。その後もしばらくの間服用を継続し、症状を見守りました。

繰り返された流産 02763...India

過去4回流産を患っていた患者さんにCC8.1女性器官活性 +CC8.2妊娠を服用してもらい、

次の受胎に備えました。無事妊娠した後、妊娠期間を通して服用は継続され、健康な赤ちゃんが生まれました。

躁鬱病 02640...India

  精神科医によってある患者さん(偶然にも逆症療法の医師でした)が波動薬ヒーラーに紹介されました。この45歳の男性は長期の躁鬱病を患っており、25年に亘って精神科医の治療を受け12種類の薬の服用を続けていました。そこで、一日3回のCC15.2 精神障害と午後7時と9時のCC15.6睡眠障害の服用が始められました。3カ月の後に、精神科医は12種類のうち2つの薬の服用を止めさせ、その後数カ月の後には1種類を除いてすべての逆症療法薬が不要となりました。またこの最後の薬も患者さんが必要な時だけ摂ればよいという任意の服用状況で、1年が経った現在、彼はすこぶる健康となり人生に対する新たな前向きな姿勢で生活を営んでいます。

脳腫瘍(正確には膠芽腫:脳腫瘍の一種。神経膠腫(グリオーマ)の中でも最も悪性度が高いとされるもので本件は第4段階まで症状が進んでいた) 02749...New Zealand

脳腫瘍を患うこの男性患者さんは、専門医の診断では手術を施したとしても余命14カ月という状況の中、藁をもすがる気持ちで波動薬の助けを求めました。波動薬の処方は、

CC2.1癌全般  CC2.3 腫瘍 CC12.1免疫活性(成人)  CC18.1脳・記憶活性・・・一日3回

感染を防ぐためにCC9.2 を一日1回、感染が生じた際には一日3回、というものでしたが、

これと並行して厳格な菜食を行う旨のアドバイスもありました・・・新鮮な野菜・果物・ジュース・シバムギ・大麦・ビタミン・ミネラル・コテージチーズとフラックスオイル等です。

波動薬を服用している間、患者さんは放射線治療も受けていましたが、体重が大幅に減少した以外には副作用はありませんでした。これに対してはCC4.1消化(一日3回)が処方され、数週間で元の体重に戻りました。3カ月で患者さんの症状はかなり改善されましたが、先天性の溶血性貧血を引き起こす生来の血液病を患っていたために血圧が危険なほどに低下してしまいました。医師により輸血が勧められましたが、たった2回のCC3.1心臓活性の服用によりこの輸血も不必要になりました。波動薬の処方から10カ月、患者さんは病院で血液検査とMRI検査を受けました。その検査結果は医師を驚愕させるものでした。末期症状の患者さんが完全に治癒されていたのです。この患者さんとその家族、そして、波動薬のヒーラーとその家族も毎日、愛と献身の心で最愛のサティアサイババ様に祈りを捧げていました。この実践者は祈りの効力を強調し、「人が手当をするが、治すのは神である。」という真理が明らかであることを報告しています。

アヘン中毒その他(イラン) 02638...Iran

Editor's comment:
It is regretted that this healer did not give more details in the cases below:

7歳からアヘン中毒であった患者さんがCC15.3を服用して間もなくその悪い習慣を克服することができました。

別の患者さんは8カ月間、肩と首に痛みがありましたが、CC20.2関節・筋肉を服用し症状がなくなりました。

長年、偏頭痛で悩んでいた患者さん2人が、CC11.6を規則的に服用したところ、激しい偏頭痛がなくなりました。

 

質問コーナー

1. 質問:ホメオパシー薬を服用中の患者さんにも波動薬の摂取を処方してもよろしいでしょうか?

回答:ホメオパシー薬と波動薬を同時に服用しても問題はありません。しかしながら、ホメオパシーの中には波動薬の服用によって効力が弱められる(中性化)してしまう可能性も否定できません。そこで、安全を期する上で、現在服用中のホメオパシー薬が効果をあげている間は、波動薬の服用を控えると良いと思います。逆に、ホメオパシー薬に効果が見られないのであれば、その服用を中止して、波動薬での治療をスタートさせるのが良いでしょう。

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

2. 質問:逆症療法の薬で治療を受けている患者さんに波動薬を投与しても問題はありませんか?

回答:はい、化学療法を含めてこれらの薬との併用に問題はありません。しかし、症状が改善されるにつれて、前者の薬の服用量を徐々に減らしていくべきです。患者さんは服用量をいかに減らしていくかに関して、担当の医師のアドバイスを受けると良いかもしれません。

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

3. 質問:もし、私が間違った波動薬の処方を行ってしまった場合、法律上の責任はどうなるでしょうか?

回答:我々の扱っている波動薬には副作用や害といった否定的な効果は全くみられません。ですから、処方にあたっては自信を持って行ってください。愛を持って奉仕を行うのであれば、神がお守りくださいます。愛のうちになされる患者さんへの奉仕には何ら違法な点はありません。みなさんは医師としての法的資格を持って患者さんに接しているのではありません。レメディである砂糖粒はババ様からのプラサードであるとみなすことができます。それにより、患者さんの体内エネルギーの調和を図ることができるのです。懐疑の目のある状況では、薬の容器に「砂糖粒のみ」とのラベル表示を行うのがよいでしょう。

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

4. 質問:波動薬は、ビタミンや藻類からの水を摂取している患者さんにも処方することはできますか?

回答:はい、波動薬はビタミン等の栄養補助食品や他の自然・健康食品との併用に問題はありません。

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

5. 質問:波動薬としての砂糖粒は通常どのくらいの期間有効ですか?

回答:3カ月程度までなら大丈夫です。ただ、直射日光や、テレビ・コンピューター・携帯電話等の強い電磁波を避けて、注意深く保管しなければなりません。

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

6. 質問:波動薬を処方する時のヒーラーの身体的・精神的な健康状態はどの程度重要性をもつのでしょうか? 私たちがストレスを感じていたり、落ち込んでいたり、悲嘆にくれていたりする時にも処方に携わってもいいものなのでしょうか?あるいは風邪をひいていたり、熱があったり、偏頭痛を患っていても大丈夫でしょうか?

回答:心身共にヒーラーが健康であることは理想的です。ただ、この癒しのセヴァに携わり困難に直面している患者さんへ奉仕をする時、ヒーラー自身が自らの悲しみ・落ち込みなどを一時的にでも克服することはよくあることです。体調があまりすぐれない時にも波動薬の処方に携わることはかまいません。ただその際には、1)明確に思考することができること、2)処方を行う前に、スワミの御導きと御加護を求めるために明瞭なマインドで祈りを捧げることができること、が条件となります。

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

7. 質問:処方カルテに詳述するような手順を踏まなければレメディ処方の効力は減じてしまうのでしょうか?例えば、家族内で、風邪っぽいと思われる症状がある時(すぐに処方録に記録しなければならないほどの重大な事態ではない時)に、CC9.2 を処方したり、患者さんがゆっくりと座って話をするような時間がない時、あるいはヒーラー自身が急いでいる時などの状況があります。後で、処方録に記入することはあるかもしれませんが、処方の際に記録を十分に記さないことで何か問題はあるのでしょうか?処方カルテ自体は法律上あるいは追跡的記録としての意味のみを持つのでしょうか?

回答:記録記入自体の有無がレメディの効果に影響を及ぼすことはありません。処方カルテは

過去の記録という意味のみならず、特に、レメディの詳細や患者さんの年齢や病歴など、将来にわたっての貴重な情報源としての重要な側面を持ちます。従って、同じようなあるいは関連した症状が将来発生した際には、効果的に活用することができるのです。また、その処方ケースが極めて有益な情報でその事例を分かち合うことができるような時には、前述したように詳細な情報が求められます。

治癒者の中の治癒者である神からの御言葉集

神の御名は世界のあらゆる病気に対する万能薬です。この御名よりも甘美なものはありません。御名を唱えることは神へと到達するための最も簡単な方法です。この聖なる名は神と帰依者を人生の舞台で一つとなって演じることを可能にする力を有しています。                   

(サティア サイババ)

無私の奉仕は創造の全一体性について目を開かせてくれます。最も簡単で最も実りある、ダルマ(正義)の表明は、身近な人々の中に神を見て奉仕をすることの中にあります。あなたのあらゆる才能・技術・富・学術的能力を、身近な神の化身である人々に捧げなさい。これこそがダルマシャクティ(正しい行いをすることで得られる力)であり、恩寵をあなたへと引き寄せるものです。

(サティア サイババ)

お知らせ

お知らせ

インドでのワークショップ開催予定

ケララ:第21回波動薬実践者アシスタントワークショップ2010年12月17~19日

マハラシュトラ:第22回波動薬実践者アシスタントワークショップ、ジュニア波動薬実践者

ワークショップ2011年1月7日~9日

 

しかも

健康に関するアドバイス

ホットココアが高血圧に対する新しい「驚異の薬」となる可能性?

ハーバード大学の研究員が驚くほど身近な発見を賞賛!

最近の調査によれば、米国成人の約3人に1人が高血圧を患っています。しかし、パナマのカリビアン沿岸の群島に住むクナインディアンの人々のあいだではこの病気は存在しません。実際、60歳以上のこの島の人々の平均血圧は110/70と完璧です。

その理由は何でしょう? 減塩の食事でしょうか? いいえ、彼らも、米国に比べてより多くでないにしても同じくらいは摂取しています。遺伝子によるものでしょうか? いいえ、この島を離れて生活している同じクナインディアンの人たちは、他の人々と全く同じように高血圧を患っています。それでは、本当の理由は何でしょうか?高血圧に対して実質的な免疫を持ち、心臓発作や脳卒中、糖尿病や癌を原因とする死亡率が極めて低いという事実の背景には何があるのでしょう?

 ハーバード大学の研究員はその原因が、島の人々が一日5杯のホットココアを飲んでいるという事実にあることを突き止めました。そうです! ココアだったのです。研究によれば、ココアに含まれるフラボノールが体内での一酸化窒素の生成を刺激し心臓や脳、その他の器官への血流を促進することが明らかになっています。実際、ある研究によればココアは、コレステロールも下げることが分かっています。

しかし、それだけではありません。ハーバード医科大学の教授によれば、動脈血栓や鬱血性心不全、脳卒中、痴呆、や性的不能までも治療の効果があるということです。(出典:デイリーヘルスニュース)

 

気をつけなければならない法律制定

a 気をつけなければならない法律制定b

英国、及びヨーロッパ(2011年4月1日より施行)そしてアメリカ合衆国で、ミネラルやビタミンといった健康補助食品あるいは天然薬草(ハーブ)、アユールベーダ、その他代替医薬品が違法となる法律の制定が提案されています。また、オーストラリアではすでに施行済みです。

波動薬自体にはいかなる物質的な実体が含まれてはいないものの、実践者のみなさんにとっては、真摯な活動を制限する、この過酷な法律制定案に対して不安や反対意見をお持ちになる方もおられるかもしれません。この法律により自然療法を用いたクリニックや自然食品(健康補助食品など)を扱うお店や商売が閉鎖に追い込まれることになります。また、これまで、こうした自然の療法自体に副作用や毒性がないことが確認され各々の症状に対して有効性が実証されてきたにもかかわらず、健康のためにこれらを用いていくことも難しくなります。逆症療法の医薬品(通常の医師から処方される薬)の多くに、望ましくない副作用が認められている現状にもかかわらずです。

この法律が全世界に広まっていく可能性がある中、波動薬の実践者のみなさんには現在この分野で何が起こっているのかを知り適切な行動をとる権利があると感じています。

例えば、英国の場合であれば、法律施行の前に陳情書に署名することも可能です

http://www.ipetitions.com/petition/ joininghandsinhealth/#sign_petition

また、信頼性の高いビデオ「健康を目指し手を携えて」の中では、この法制の背景を知ることができます

http://www.grammasintl.com/html/ campaigns/jhih_videos.asp.

このビデオはデイムジュディデンチさんがナレーター役で、国会議員や米国の食品医薬品局(厚生省の1局)の役人を取り上げたものとなっています。世界保健機構や世界貿易機関といった民意の反映されない地球規模の権力を持つ組織について言及しています。世界で今何が起こっているかを知り、識別し正しい声が反映されることが期待されています。

遺伝子組み換え食品

次に極めて深刻な問題はいわゆるGMもしくはGMOと呼ばれる遺伝子組み換え食品です。家族や患者さんの健康を守るためにも、この問題には注意が必要です。母なる自然を通じて顕現している神性は薬草や多くの植物を癒しの恵みとして私たちに与えてくださっています。地球と環境に対する人類の関わりは「生命の網」(Web of life)とも言われています。一方で科学をビジネスに利用し巨利を貪るシステムが今や副作用や毒性を併せ持つ薬を量産し、薬草や健康補助食品の規制に乗り出しています。そればかりか人や動物の食糧となる穀物・果物・野菜の何百もの遺伝子が組み換えられているのです。こうした食品を体内に取り入れると幅広い範囲で健康への悪影響を受けることになります。それは我々の世代に留まらず、次世代にも影響を及ぼすのです。皆さんにはこうした食品が及ぼす危険について研究・調査し、広く一般の人に知らしめることが強く望まれています。普段何気なく口にするような食品についての正しい知識を友人や近所の人々に知ってもらうことによって大きな奉仕ができるのです。現代生活の中での「知らず知らずのうちに慣れ親しみ何の疑問を持たない」ことの危険性への「気づき」をもたらすことが、残念ながら今の時代には必要なのです。神性の鞘・道具である肉体や精神の健康を維持することは我々にとって極めて重要です。

遺伝子組み換え食品に関する知識・情報に関してはグーグルなどの検索で得ることができます。

Om Sai Ram