サイ波動薬通信

" 病める人、打ちしおれた人、落胆した人、疾患に苦しむ人がいれば、まさにそこにあなたの奉仕の場があります " Sri Sathya Sai Baba
Hands Reaching Out

アガルヴァル博士の研究デスクより

Vol 7 号 1
January/February 2016


実践者のみなさん

まずは、みなさまに新年と聖なるサンクランティのお祝いの言葉を述べさせていただきます。全ての人と愛を分かち合い、喜びを共にする時節となりました。またこの時期は、慈悲深い主が私達に授けてくださった多くの祝福について感謝をもってこれまでの経緯に思いを馳せ、振り返る時でもあります。今年は特に祝福された年となります。多くのワークショップ(それらのいくつかについては「付記」欄にて紹介されています)が世界の様々な異なる地域で開催される予定で、また本活動の管理部門が創設され、さらには波動薬通信のウエッブサイトが11の言語で開設されます。昨年2015年、お手伝いの依頼に対する寛大な応答をしていただいた全ての方々に感謝申し上げます。その内容は多岐に渡り、編集・処方例の検証・翻訳・データ管理・ウェッブサイト管理、その他波動薬の運営に重要な活動です。

2015年の一年間を通して、スワミは「愛は源、愛は道、愛はゴール」という真理に私たちに気づかせてくださいました。意気消沈し、ほとんど諦めかけている時に、何度もスワミはインスピレーションを与えて下さり、あるいはこの奉仕活動に必要な適切な担い手を送ってくださいました。そのような一つの例が、90の処方例を掲載した昨年11月の生誕90周年の波動薬通信が立派な書籍へと変容し、降誕祭において主に捧げることができたことです。

昨年にはまた、サイラムヒーリングマシーンを使われる波動薬実践者にとって欠くことのできないテキストであった2004年版の波動薬テキストが全面改訂されました。調査担当の世話人である実践者00002…UKと彼女のチームは、数年をかけて改訂に必要な材料・情報を集めてきましたが、昨年は特に多大な献身によって作業が進められました。スワミの恩寵により、「2016年版波動薬」がプラシャンティニラヤムのマハサマディの元に1月1日に捧げられました。12年前にスワミにサインとともに祝福された第1版が発刊されて以来、それは発展と修正を繰り返してまいりましたが、改訂版はその全てを考慮したものとなっています。新たに、「癌と腫瘍」の項目が加わり、マイアズムの項目が大きく拡大され、「免疫」の項目により多くのワクチンに関する情報を加えました。新生児を含む幼児・子供に対するより多くのコンボが、「その他」項目の中に加わっただけでなく、全体を通してその他の新たなコンボの記載がなされました。シニアの実践者はアシュラム内の私達の事務所のS4-B1から直接、改訂版新書を受け取ることもできますし、あるいは、国・州の世話人からでも可能です。

また本日1月15日は、インドでの新たな始まりの時で、マカラ・サンクランティとしてのお祝いの日です。これは、黄道帯内でのカプリコーン(マカラ宮・磨羯宮・やぎ座)の室(ハウス)に太陽が射手座から入り、この日から太陽は北半球を周り始めます。プラシャンティ・ニラヤムでのマカラ・サンクランティのお祝いの際、敬愛するスワミはこの吉祥の日を聖なる決意の日としての霊的重要性を強調されました。サンクランティは内なる自己に向かうのに良い時期です。それはまた、霊的変容の新たな旅路を開始するのにも良いのです。スワミの御教えは、旅のゴール、すなわち幸福の源は私達の中にあることに気づくことである、というものです。1996年1月15日のマカラ・サンクランティの際のご講話の中でババは次のようにおっしゃています、「サンクランティによって人はこのことに気づくことができます。眼鏡を額(ひたい)に上げておきながら、あらゆる場所をくまなく探して、ようやく、そのありかに気づいた人のように。その眼鏡はずっと自分と共にあったことを喜びとともに気づくのです。神性はどこか他にあるのではなく、一人ひとりのハートの中にあります。従って、自らのハートの中に神性を探究する人は自らを救済し、解脱を獲得します。外的な霊性のための活動は全て一時的な価値しか持ち得ません。永続する至福を体験するためにそれらは内在化されるべきなのです。マインド上での霊性修行もまたハートに対しての影響を与えることができません。帰依の9つの道は、当初は神聖な物事に耳を傾けることから始まり、全託で終わりますが、この最後の全託が最も重要となります。全託が達成されたなら、他に何も必要ありません。サンクランティはこの全託への呼びかけの機会なのです。」

この聖なる日が、私達全員の幸福と霊性面での進歩の日でありますように。私達の捧げる愛の奉仕が自らの霊性の変容の加速を促しますように。

サイへの愛ある奉仕の中で

アガルヴァル K ジット