質疑応答コーナー
Vol 7 号 5
September/October 2016
1. 質問: レメディを服用する際、なぜ、多くの水を飲むことが重要なのですか?
回答:患者さんは、1日に、2~3Lの水を飲むことが勧められます。肉体レベルでは、波動薬レメディは体内の器官・組織から毒素を引き出し、それらの毒素は血液中に流入するため、水によってその排出が促されます。十分な量の水を飲むことは、癒しのプロセスの加速を助けます。水はまた、身体の新陳代謝を維持・促進する中で、栄養素をも運搬する媒体となります。体内の水分が足りない状態であれば、身体機能が衰えてしまうため、医療調査によれば、たった1.5%の水分不足によっても、体温の変化、やる気の喪失、気分の落ち込み、集中力の低下、より頻繁に起こる頭痛、不安感、疲労感、一時的な記憶喪失が生じる可能性があることがわかっています。便秘・癌・胆石など、水分の摂取によって症状が好転するものがあること知っておくことは大切です。食前30分前に水を飲むことによりカロリーの摂取量を減らすことが可能で、特に御歳を召した方々には有用です。水を飲むことで食欲が減り、それによって糖尿病にも良い影響があります。
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2. 質問:飲料水の質を高めるために、波動薬をどのように用いることができますか?
回答:構造水(浄水)がおそらく飲料用に入手できる最適なものであるかもしれません。この水の作り方についてはアシスタント波動薬実践者マニュアルの中に説明されています。しかしながら、飲料水を浄化するために、以下のコンボを加えることで水の活力を強化することができます:NM12 Combination-12 + SR360 VIBGYOR.コンボであれば CC12.1 Adult tonic を用いること。
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3. 質問:子供の火傷についてどのように対処したらいいでしょうか?
回答:火傷の対処法については子供も大人も同じです。救急時の最善のレメディはSR346 Cantharisを6Xのポーテンシーで頻繁に服用し、1Xのポーテンシーで水を媒体にして継続的な局所外用薬として用います。カンタリスのクリーム(ホメオパシーのお店で入手可能です)を台所に常備しておき、火傷を負った際にすぐに処置できるようにしておくことをお勧めします。
もし、上記のレメディやクリームが入手できないようであれば、患部をまず冷やすことが必要となります。それによって皮膚の温度を下げ、症状が悪化するのを防ぐことができます。冷たい水道水で洗い流すか、冷たい水の容器の中に患部を沈めて冷やすと良いでしょう。後者の場合には、水の冷たさを維持するために、頻繁に水を取り換えて下さい。痛みは、火傷の程度にもよりますが、15分から30分で退くでしょう。氷や氷水は、火傷の皮膚組織を痛めてしまうので使わないようにし、また水泡を破らないようにしてください。
以下のレメディを用います:
CC10.1 Emergencies + CC15.1 Mental & Emotional tonic + CC18.5 Neuralgia + CC20.1 SMJ tonic + CC21.1 Skin tonic + CC21.4 Stings & Bites + CC21.11 Wounds & Abrasions…1日6回
日本人の実践者の中には、患部にスプレーや軽い湿布のため、最も効果的な癒しの成分を含む素材の一つである、ビワの葉からの抽出液(マザーティンクチャー)を用いています。
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4. 質問: アシスタント・シニア波動薬実践者マニュアルには、人工的に栽培された果物や野菜に残留する化学肥料・農薬・殺虫剤を塩と酢を用いて取り除くことが可能と、書かれていますが、波動薬によっても同様の効果を得ることができますか?
回答:酢と塩を水に溶かした中に野菜と果物を漬けることは、上記の浄化を行う良い方法です。しかしながら、この方法は、以下のコンボを加えることで各段にその効能を上げることが可能です:
NM45 Atomic Radiation + NM46 Allergy-2 + SM1 Removal of Entities + SR324 X-ray (108CCではCC17.2 Cleansing).
上記の方法で処理した際には、野菜と果物が本来持つ自然の味覚に驚くことでしょう。夏には、水に氷を入れると更に良くなります。注意すべきことは、お米とアボガドの場合には酢を入れないことです。
5. 質問:膝の関節の老齢化に伴う慢性の痛みを患っている多くのお年よりのお世話をしています。波動薬では効き目がないケースもありますが、なにか他にできることはありますか?
回答:極めてよく見られるこの症状の主な原因は、骨と骨の間のクッション(軟骨)がすり減ってしまい、その結果、変形性関節症が生じてしまうことです。処方されるコンボは次のもので間違いありません: CC20.2 SMJ pain + CC20.3 Arthritis + CC20.4 Muscles & Supportive tissue.
一方、上記のコンボの粒での服用に加え、ひまし油、ピーナッツ油、ブラッククミンオイルの混合したものに上記のコンボの波動を転写し、痛みのある部位に用いてマッサージを行うと良いでしょう。できれば暑いお風呂に入ったあとがお勧めです。これにより、必要とされる緩和の多くがもたらされるでしょう。もし、必要であれば、圧定布(パップ)してもよいでしょう。閉経の状態である女性は、エストロゲン(ホルモン)の分泌が減るため、SR513 Oestrogen (CC8.1にも含まれています)を上記のコンボに加えるとよいでしょう。
掲題の患者さんにとっては、健全な体重を維持することが非常に重要です。というのは過度な体重は全ての関節、特に膝に負担をかけるからです。新たな研究によれば、肥満もしくは関節炎を患っている人にとって、1ポンド体重が増えると、4ポンドの負担が膝にかかることがわかっています。階段を上り下りする際には、膝にかかる負担はその8倍にもなりえます。
それゆえ、体重を減らすことが膝の負担を著しく減らすことになり、これにより、膝痛が経るばかりでなく、膝の摩耗や亀裂を減らすことにもなります。
膝痛に対処するには、定期的な運動も重要な要素です。関節炎を患っている方々は運動による痛みを恐れて運動を避けがちであるかもしれません。しかしながら、水泳や自転車、散歩など、膝に負担のない軽めの運動であれば、膝の可動性と力を高めることが可能です。軽めのウエイトを用いてのトレーニングにより関節周りの筋肉(大腿四頭筋)を強化することでも効果が期待されます。