サイ波動薬通信

" 病める人、打ちしおれた人、落胆した人、疾患に苦しむ人がいれば、まさにそこにあなたの奉仕の場があります " Sri Sathya Sai Baba
Hands Reaching Out

Vol 8 号 1
January/February 2017
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アガルヴァル博士の研究デスクより

実践者のみなさま

2017年がみなさま全員にとって素晴らしい年であることを祈念いたします。スワミへの心からの祈りは、2017年が人生・生活のあらゆる側面で、全ての人に対して溢れるまでの慈愛をもたらしてくださる、ということです。それを念頭に、2016年に達成された全ての事柄に対して深い感謝を、導く光りそのものであるサティヤサイババ師に捧げていただくことをお願いする次第です。ここに大いなる歓びを持って2016年に行うことができた主要な出来事を以下の通りご報告いたします:

  • 組織としての向上:管理部門に於ける献身的なボランティアの加入により、ガイドラインや政策、手続きなどの改正やワークショップの実施支援を協調して行えるようになりました。
  • 新たな実践者候補生のための充実した選考手続き及び継続的な技能向上トレーニングがスタートしました。
  • 波動薬の効果的な実証・問題解決・ブレーンストーミング・研究の深化のための、実践者の定期的会合の実施が更に充実してスタートしました。これらの会合は非公式で、暖かな雰囲気の中、お互いを支え合える環境となっています。
  • 元々遠隔地に住む方々で、重度の症状に悩み入院ができないような患者さんを対象として、北米とカナダで開始された放送ネットワークが、世界的なネットワークを広げることを計画しています。
  • 実践者の処方記録への遠隔地からのアクセス:クラウドを利用したコンピューター装備の情報によって、遠隔地にあっても情報を必要とするコーディネーター、講師、世話人などの方々がアクセス可能となります。
  • 全てのアシスタント波動薬実践者(AVP)に対して、熟練した実践者による1対1の個人指導を、資格を備えた実践者(VP)に至るまで行います。
  • シニア波動薬実践者のための波動薬実践者ガイド(2004年版)を全面改訂し、最新の情報を盛り込んだ2016年版としました。

2016年に、奉仕業務全体にわたって重要な改善が行われ、また処方例の報告が著しく増加したことに示されるように、実践者の献身的な活動が見られたことをご報告できることを大変うれしく思います。

スワミは「愛には限りがない」とおっしゃいます。私達がこの神性そのものである真理・実在を実感認識し、2017年を記念すべき年とすることができますように。今年は、熱心な研究チームを発足し、動物・植物の諸症状への対応と理解を深め、それぞれの病理やそれらに必要な処置について調査していく予定です。そのゴールは、動物・植物にとって健康な状態へ向けての最適な癒しが実現できるような包括的な処方を見出していくことです。

2017年には、2016年に実施した、AVP以上を対象とした個別指導プログラムなどの成果を検証し、情報共有のためのより効率的なデジタルテクノロジーとクラウド技術を更に探究していくことに焦点を当ててまいります。

多くの実践者が、患者さんへのカウンセリングを行う際に、特に有益な、「生活スタイルと健康」の項目を掲載を再開することに関心を示されています。2017年に於いて、継続的啓蒙資料の提供に焦点を当てることの一環として、この通信を皮切りに「生活スタイルと健康」に関わる新たな項目の掲載を開始してまいります。

本通信では、感情面、身体面、霊性面に於ける「断食」の重要性についての記事を掲載しています。オートファジー《自食(じしょく)とも言われる、細胞が持っている細胞内のタンパク質を分解するための仕組み》のメカニズムの発見に関して、日本の細胞生理学者であり、ノーベル生理学・医学賞を受賞した大隅良典博士の研究業績を紹介いたします。

これまでの勇気づけられる展開の中で、拡大する波動薬の活動の更なる発展と改善のために、より多くの実践者が必要とされています。この拡大を続ける奉仕分野で、波動薬の家族に加わって戴く、意志あるハートとマインドと差し伸べる手を備えた全ての方々を歓迎いたします。常に臨在するサイの祝福の手とともに、自信を持って前進してまいりましょう。サイ波動薬という貴重な授かりものを活かし、また更なる向上を目指し、生きとし生けるものへの奉仕を更に広げていきたいと思います。

 

サイへの愛の奉仕の中で

アガルヴァル・K・ジット

腎臓を失った胎児 01339...USA

29歳既婚女性が2016年5月初めに男児の出産を控えていました。妊娠20週目の超音波での定期検診の際、胎児の腎臓が見当たらないことに医師が気づきました。そこで、医師からは残りの妊娠期間中、4週間毎に超音波での検査を追加で行うことの提案がありましたが、若い夫婦は、胎児の腎臓についての悲報に悲嘆するばかりでした。その後行われた2つの超音波検査の結果も腎臓がないことを裏付けていました。その後、夫がサイの帰依者の友人にこの知らせを伝えたところ、サイ波動薬について知らされ、実践者の連絡先の詳細を受け取り、その日の内に連絡を取ったのでした。電話口での彼は助けを求めて大変な混乱の中にありました。

2月24日、以下のコンボが処方されました:

CC10.1 Emergency + CC12.1 Adult tonic + CC12.2 Child tonic + CC13.1 Kidney & Bladder tonic + CC13.2 Kidney & Bladder infections + CC13.4 Kidney failure + CC13.5 Kidney stones + CC15.1 Mental & Emotional tonic…1日3回、水で3日間、その後の妊娠期間中は1日4回

月次の定例超音波検査によっても腎臓のないことが確認されました。しかし、36週目の検査では、新たな腎臓があることが見てとれました。歓びに満ちた若い夫婦は、波動薬を通じてサイババが腎臓を回復してくださったのだと確信しました。健やかな男児が2016年4月30日に力強く産声を上げました。

父親のコメント: 
「腎臓の1つが見当たらないという知らせによって私達夫婦は奈落の底に落とされました。スワミ(奇跡の神)に感謝を申し上げます。また、どん底にあった私達夫婦の厳しい状況の中で、スワミの道具として手を差し伸べてくれた実践者にも、心の奥底から感謝いたします。彼女の謙虚で愛のこもった言葉、祈りに感謝いたします。スワミ、あなたの愛と祝福をありがとうございます。」

鼻腔炎症 01339...USA

2016年3月18日、68歳男性が、6か月以上の痛みを伴う鼻炎に悩まされているとのことで実践者を訪問しました。様々な抗生物質が試されましたが、効果はなく、絶え間ない頭痛は日常生活に支障をきたしていました。

処方されたレメディは以下の通りです:

CC2.3 Tumours & Growths + CC9.2 Infections acute + CC10.1 Emergencies + CC12.1 Adult tonic + CC15.1 Mental & Emotional tonic + CC19.2 Respiratory allergies + CC19.5 Sinusitis…1日4回、水で

4日後の2016年3月22日、患者さんは頭痛と鼻炎が完全に無くなったと報告してきました。彼はその後1週間このレメディを1日4回での服用を継続し、その後の1週間は1日1回としました。12月27日の最後の面談では上記の症状の再発は一度もなかったことが確認され、別の症状に対する新たなレメディの依頼がありました。

犬の慢性の咳、呼吸困難 00462...USA

実践者の隣に住む13歳の小型犬チンが1年以上もしつこい空咳と呼吸困難を患っていました。獣医の処置によっても改善はなく、咳が続き呼吸も苦しげで、獣医からは安楽死の提案もありました。2013年、実践者は波動薬の治療を提案し、隣人の飼い主は、飼い犬のために獣医からの死の宣告前の数日を確保したのでした。実践者による検査(獣医によるものでもありますが)では、胸部は正常で、頸腺がやや腫れていましたが、痛みはなさそうでした。対症療法の薬の摂取はありませんでした。

処方されたコンボは以下の通りです:

NM36 War + NM63 Back-up + NM95 Rescue Plus + CC19.6 Coughchronic…飲み水を媒体にして、1日2回取り換えること

2日後、隣人は飼い犬と共に実践者の家にやってきたのですが、2つの症状は完治していました。隣人の夫が実践者への連絡を早めにとらないよう忠告されていたとのことでした。1週間後、レメディの摂取は終了しました。飼い犬の症状は完全になくなり、追加の1年半の寿命が与えられた後、睡眠中に平安の内に息を引きとりました。

尿路感染症 00462...USA

2001年のある晩、 隣人の息子が実践者の家のドアをノックし、自らの母親が激痛で身体が二つ折りになっていると伝えました。実践者はその家を急いで訪ね、下腹部に激しい痛みと焼け付くような痛みを抱え、尿が漏れているペルー出身の45歳女性の対応をしました。

言葉の問題もあって、実践者は患者さんに多くの質問はできませんでしたが、尿路感染症であるにちがいないと推察していました。患者さんはこの症状に対しての薬の摂取はありませんでした。

処方されたコンボは以下の通りです:

#1. SM33 Pain + SR260 Mag Phos + CC13.2 Kidney & Bladder infections..5分おきに

患者さんは、緊急の措置が取れるよう緊急救命室(ER)に運ばれました。ERでの処置を待っている間、20分後には20%、1時間後には50%の改善が見られました。痛みによる身体の2つ折り状態はもはやなくなり、徐々に背筋をまっすぐにすることができるようになり、ゆっくりとではあるものの歩けるようになって、心配していた排尿も痛みを伴うことはありませんでした。30分後、医療費の心配をする頃には(彼女は医療保険に入っていなかったため)75%の改善となっていました。やがて彼女は笑みを浮かべ帰宅を望み、ナースステーションに彼女の意志が伝えられ、帰宅となりました。翌朝までレメディは1時間おきに継続して服用され、その後、1日3回となりました。

3日後、痛みはさほどなかったために、レメディは以下のように代えられました:

#2. CC13.2 Kidney & Bladder infections...1日3回

1週間後、患者さんから完治が伝えられました。レメディはその後、数日間、1日2回へと減らされ、その後は終了となりました。残念な事にその家族は引っ越ししてしまったため、患者さんの現況についての情報は得ていません。

花粉症と頭部の痒み 02899...UK

2014年3月29日に、31歳の女性が、花粉症と頭部の痒みの治療のために実践者の相談を求めました。13歳の時から彼女は花粉症を患っており、抗ヒスタミン剤を摂取していました。症状としては、目のかゆみ,涙目、くしゃみで、水仙の近くに行くと症状が悪化するのでした。抗ヒスタミン剤はある程度の効果はあったものの、2012年9月に引っ越しをしてから症状は更に厳しいものとなっていきました。5年以上もの間、彼女はまた、原因不明の頭部の痒みにも悩まされていましたが、医師による助言でシャンプーを変えたところ、痒みは著しく軽減されたものの、完全にはなくなりませんでした。

以下の処方がなされました:

花粉症目のかゆみ、涙目:
#1. CC7.3 Eye infections + CC10.1 Emergencies + CC12.1 Adult tonic + CC15.1 Mental & Emotional tonic + CC19.2 Respiratory allergies…1日3回

頭部の痒み:
#2. CC15.1 Mental and Emotional tonic + CC21.3 Skin allergies…1日3回

1週間後、頭部の痒みが完治したとの報告が患者さんよりありましたが、その後の3週間も、服用回数は引き続き同じとしました。花粉症に関しては、目に関連した症状は50%の改善があり、抗ヒスタミン剤の服用量が減らされました。

2014年6月、花粉症患者にとっては最悪の時期に、花粉症の症状の改善が緩やかになったとの報告が患者さんよりありましたが、暑く乾燥した日で花粉量が多い時には症状が悪化すると感じられました。患者さんは#1のレメディを日中、水でできるだけ頻繁に(20分は空けるようにしながら)服用するよう助言され、4週間後、100%の改善となり患者さんはこの結果に歓喜しました。

#1のレメディは1日2回での服用が助言され、9月まで続けられました。

2015年1月、頭部の痒みが再発しましたが、#2のレメディの服用によって7日間で治まりました。2015年の夏、患者さんは#1のレメディを断続的に服用した結果、抗ヒスタミン剤は不要となりました。レメディによって大いに助けられ、前年に見られた著しい改善が継続されているとの報告が患者さんからありました。唯一悩ましい症状は水仙に近づいた時のくしゃみでした。2016年の夏には、#1のコンボが1日1回の服用回数で、花粉症の制御には十分でした。花粉の放出量が多いと予測される時には、1日2回へと服用回数を増やすことが提案されました。その後、水仙の近くであっても症状が軽減されているように感じました。花粉量が大変多い夏の暑い日においてのみ、ある程度の症状が感じられました。今年は抗ヒスタミン剤は必要とされませんでした。2016年9月に#1のレメディは終了とし、2017年の夏の再発防止として再開を予定しています。2016年12月時点で頭部の痒みの再発は見られていません。

 

 

幼児の不可思議な痛み 02921...Italy

2016年4月16日、ある母親が8歳の娘を実践者のもとへと連れてきました。少女は胃と小腸の下部に激しい痛みを患っていました。この痛みは3か月間続いており、痛みは更に、頭・背中上部・腕、そして足にまで広がっていきました。そのため、この少女は大人用の強力な痛み止めを摂取していましたが、それによっても、ほんの短時間の緩和があるだけでした。医師はこの症状の診断を下すことができず、また激痛の原因も見出せませんでした。医療検査によっても患者さんの身体に異常を見つけることもできませんでした。母親によると、最近では感情的なトラウマを受けていることはないとのことで、「痛みはいつでも、どこでも襲ってきて、その痛みは数分から数時間続いていて、娘はもう2か月も学校を休んでいます。」とコメントしました。母親は、友人から波動薬のことを聞いたので、治療を試したいとの意向でした。

4月17日、次のレメディの服用を開始しました:

CC4.6 Diarrhoea + CC12.2 Child tonic…1日6回

その日のうちに、痛みは75%軽減し、2日間は快適に過ごすことができましたが、3日目になって好転反応としての耐えがたい痛みを経験しました。痛み止めによっても軽減がもたらされることがなかったため、波動薬の服用はいったん中止され、痛みが治まるのを待ちました。5日後、1日1回の服用回数で治療が再開されました。その日のうちに、彼女は10%の改善を感じ、1週間後、痛み止めの摂取は不必要となり、その翌日痛みは再度75%軽減されました。患者さんは、波動薬の服用に関して(好転反応に対する)不安があるようでしたが、実践者は同じコンボの服用の継続を決めました。2週間後、痛みは完全に無くなり少女は歓びに溢れていました。レメディは次の3週間、1日1回で継続され、その後の1週間は週3回、翌週は週2回とし、最終的に週1回で2週間服用した後、6月30日に治療を終えました。2016年10月時点で、痛みの再発は見られていません。

深部静脈血栓症 10940...India

33歳女性が、2012年に深部静脈血栓症で入院しましたが、3年後に症状が再発したため波動薬の治療を求めて実践者へ連絡をとりました。彼女の右足のふくらはぎの痙攣と凝りで、歩くのも困難で、またあぐらの状態でもひどい痛みがありました。彼女の仕事は教員で、何時間も立っていることが多く、階段の頻繁な上り下りによっても症状が悪化していました。

2015年10月28日、以下のコンボが処方されました:

CC3.1 Heart tonic + CC3.4 Heart emergencies + CC20.4 Muscles & Supportive tissue…1日3回

医師によって処方された対症療法の薬は服用していませんでしたが、医師によって勧められた運動は行っていました。2週間後、症状は60%改善しましたが、バジャンや祈りなど、長時間座ったり立ったりしている時には症状の悪化がありました。その後も同じレメディの継続が勧められ、服用回数は1日2回としました。3週間後95%の改善となり、長時間の立ち作業も可能となって階段も容易に利用できるようになりました。そこで、服用回数は次月は1日1回とし、その後は終了となりました。2016年12月時点で、症状は見られず、全体の回復度は95%となりました。忙しい生活の中で、あるいは、長時間座っている際には時折、わずかな症状が見られることもありますが、しばらく休憩することで症状はほぼ治まっています。

心身症を伴う偏食 11567...India

22歳女性が2015年3月20日に母親によって実践者のもとへと連れてこられました。子供時代から、お米が喉に詰まってしまうように感じるために、お米(南インドでは主食)が食べられないという珍しい食事の制約を訴えていました。そのため、1日3食ともに、スナック菓子で済ましてきました。母親は多くの医師に相談して、娘の食道には何らの障害もないことを確かめていたため、原因は精神的なものであると推察していました。医師からは少しずつ、まずは少量のお米を食することから始めてみることが勧められましたが、お米を食しようとする時は毎回、一口ごとに、水を飲まなくてはならず、また、喉に詰まらせるという怖れのために、数口以上は口にすることはできませんでした。ホメオパシーの治療も試してみましたが、効果はありませんでした。

処方されたコンボは以下の通りです:
CC12.1 Adult tonic + CC15.2 Psychiatric disorders + CC15.4 Eating disorders…1日3回

翌日、実践者には、患者さんの1回の服用の後、彼女が空腹を感じてお米を食べるようになった、との報告が届きました。10日後、患者さんの食するお米の量は25%増加し、同時に飲む水の量は25%減りました。喉の詰まりという怖れは完全に無くなりましたが、波動薬の服用は完治まで継続するよう助言されました。

編集者コメント
これは極めてまれな処方例で、潜在意識レベルでのトラウマの癒しを扱ったケースです。その原因は、おそらく、乳児の際の離乳食への移行が早すぎたためと思われます。

拒食症 11577...India

60歳女性が 、原因不明ながら、突然すべての飲食物に対しての嫌悪感を抱き飲食を全く止めてしまいました。3日後、彼女は極めて衰弱した状態で病院へと運ばれ、徹底した検査を受けましたが、全ての数値は正常で、明らかな原因を突き止めることはできませんでした。対症療法の薬が処方され、適切な流動食を摂るよう助言されましたが、患者さんの飲食物に対する嫌悪感は頑固なまでに残っており、処方された薬を初めとして口に入れることを全て拒みました。家族から無理やり強いられても少量の水をすする程度でした。2日後、彼女は退院しましたが、家族は、彼女の衰弱した体調と拒食についてとても心配していました。その後、彼女は波動薬について聞き及び、その服用について同意をしたのでした。

2016年4月8日、以下のコンボが処方されました:
CC12.1 Adult tonic + CC15.4 Eating disorders...1日4回 水で

2日後、いくらかの復調の気配があり、飲食をする気持ちが出てきました。1週間後、実質的な改善があり、ほぼ通常通り食事を摂るようになって、歩くことも気軽に話をすることもできるようになりました。

4月末までには100%の回復を見せ、外見上も全くの普通の状態に見えました。上記レメディの服用は2週間、1日4回での継続が勧められ、次の2週間では、1日2回とし、その後は終了としました。2016年12月時点で、症状の再発は見られていません。

偏頭痛, 睡眠障害 03516...Canada

 40歳女性が2015年3月10日に慢性の症状の治療を求めて実践者に連絡をとりました。3年間、偏頭痛とそれを原因とする睡眠障害を患っていました。偏頭痛は耐えがたいほどの痛みで吐き気も伴っていたため、この症状は朝起きてから夜寝るまで日々の生活全般に影響を及ぼしていて、日中は、定期的に昼寝をしなければならないほどでした。仕事の方は、昼寝のおかげで何とか集中することができました。ホメオパシーも試されましたが、効果はなく、対症療法の医師も偏頭痛の原因を特定できず、そのため薬の処方もされませんでした。患者さんは強い痛み止めを日々摂取していましたが、効果はなく、また、睡眠に関しては、薬の服用はありませんでした。絶え間ない頭痛と睡眠不足のため、彼女は実践者との面談時には虚弱疲労の状態でした。

偏頭痛:
#1.  CC11.3 Headaches + CC11.4 Migraines + CC12.1 Adult tonic + CC15.2 Psychiatric disorders + CC17.3 Brain & Memory tonic + CC18.1 Brain disabilities...1日3回

睡眠障害:
#2.  CC15.6 Sleep disorders...睡眠前2回、1時間毎に

1か月後、偏頭痛は10%、睡眠障害は20%の改善がありました。2か月後の2015年5月にはそれぞれ50%の改善となり、8月には90%となりました。その後、#1の服用回数は1日1回としましたが、#2は以前と同じ頻度を継続しました。レメディを服用し始めてからは、患者さんは痛み止めの薬の摂取を止めていました。

2016年3月、回復はいまだ90%でした。偏頭痛は週に2,3回あり、数時間続きましたが、その痛みは波動薬の服用前の痛みの10%でした。偏頭痛の再発に対する対処は、#1のレメディを多めに服用し、その後休息を摂ることすることでした。今では、彼女は笑みを湛え,より幸せそうに見えました。次の面談の際、双方のコンボの最後となる補充を行い、その後、治療は終了となりました。実践者からは患者さんに対して健全な食生活とライフスタイルを維持することの助言がありました。9月、彼女が息子を治療のために連れてきた時、彼女は健康そうで気力に満ち快活でした。数か月間、レメディの服用はありませんでしたが、再発は見られず、2016年12月での医師の検査では良好の診断がなされました。

慢性白帯下 11578...India

40歳女性が過去20年間毎日、子宮からの過剰な分泌液(下り物)に悩まされていましたが、そのための診察も受けておらず、原因もわからないままでした。その間、彼女にとって症状は極めて煩わしいものでした。

2016年4月11日、次のコンボが処方されました:

CC8.1 Female tonic + CC8.5 Vagina & Cervix + CC8.6 Menopause + CC12.1 Adult tonic + CC15.1 Mental & Emotional tonic...1日4回

2週間後、75%の改善が伝えられ、1か月後には100%となりました。その後の服用量は、1か月間1日2回とし、その後服用は終了しました。この結果に喜んだ患者さんは更に、関節炎と貧血の治療も実践者に依頼しました。患者さんと実践者は常に連絡を取り合っており、過去7か月間、白帯下の再発の知らせはありません。

編集者コメント:
慢性病に対しての、服用回数の適切な軽減プロセスに関しては次の通りです。本件は、20年に亘る症状であるため、軽減のプロセスもより長めの期間に徐々に行っていくべきでした。軽減の最終段階は、再発防止の頻度である、週1回とし、その後終了とします。

実践者プロフィール 01339...USA

実践者 01339...USAは米国での大手保険会社の販売・マーケティング部門の副責任者としての仕事から2006年を最後に引退しました。当該会社の雇用主、保険業界、製薬会社は、患者への便益を計るのではなく、利益至上主義であり、彼女自身、そうした姿勢は正しくないと感じていました。時が経過するにつれて、仕事と霊性がかみ合わないことがはっきりとしてくる中、病気を患っている人々への奉仕を否定する、という会社の方針に、次第に耐えられなくなり仕事を離れたのでした。それ以来、彼女は波動薬の患者さんと、波動薬の世話役としての役割に邁進してきました。それに加え、過去10年間、無料の慈善事業として地元の医療施設でボランティアとしても定期的に奉仕を行ってきました。彼女はまた、地元と他地域双方に恩恵のあるような慈善プロジェクトにも着手しました。1999年9月、サティヤサイババに初めて会いに行った時、アシュラム内に滞在していた同室の方から波動薬のことを知らされました。ある夕方、彼女はアガルヴァル博士を訪ね、波動薬のトレーニングを受けることを認められたのです。数日後、彼女はサイタラムヒーリング波動薬マシーンとカードそして奉仕に携わっていく高邁な希望を携え、プラシャンティニラヤムを後にしました。奉仕が可能であれば彼女は喜んで奉仕を行い、そうすることが喜びでした。アシュラム滞在中は、サイババとのインタビューを数回受けるという祝福を得ました。最初のインタビューでは、新しい仕事をあげよう、と言われました。彼女は3か月前に新しい仕事を始めたばかりだったので、なぜ、と質問しました。サイババは、「うん、それは知っている。でも、もっと満足のいく仕事をあげよう」と答えられました。ババはまた、何が欲しいかを尋ねました。彼女は、「あなたの奉仕がしたいです」と返答しました。彼女が仕事から引退すると、この新しいフルタイムの仕事が始まりました。

2009年1月に、彼女はアシュラムへと戻り、アガルヴァル博士と活動をともにしました。そんな中、博士は彼女にスワミが自らの手で祝福をされた新しい108のコンボボックスについて話をしました。彼女はそこで108のコンボを用いた新たなトレーニングを受けることを決意し、トレーニングを終え帰国しました。

数か月後、彼女は米国での奉仕活動に参加しました。医療キャンプでの波動薬についての気づきを喚起することができるかもしれないと思ったのです。彼女が驚き嬉しかったことは、第一日目の朝、そのキャンプで25名の患者さんをお世話することができたことでした。しかしながら、困ったことに、それほどの患者さんからの圧倒的な反応を予期していなかったため、十分なレメディのボトルを持ってきていなかったのでした。レメディのボトルが残り9つだけになってしまった時、彼女はスワミに祈り、待っている患者さんに対応できるよう更なるボトルが手に入るよう願ったのでした。翌朝、彼女は机を整え、9つのボトルを小さな袋にいれ片隅に置きました。彼女は患者さんを一人一人対応していきましたが、袋の方には注意を向けておらず、その時、奇跡が起こりました。朝の診療の時間が終わって、総計29名の患者さんに応対していたので、20個のボトルが物質化されたことになります。2日間合計で54名の患者さんが波動薬のレメディを受け取りました。このことからスワミの聖なる介入を見て取ることができます。この実践者が波動薬という形でサイの愛を広げ続けるということをスワミが認証したことが示されました。この日以来、彼女は迷いなく波動薬の奉仕活動に従事しています。波動薬のうわさが広がり、多くの人が治療を求めて彼女のもとに集まってきました。患者さんとの面談の断片的な話を耳にした、小児科医である、彼女の夫は、全ての人に注ぐ彼女の愛のこもったお世話と態度に大変感銘を受けました。ほとんどの人は健康を回復し、もちろんそれは、波動薬のおかげですが、彼女自身の愛と心のこもった気遣いが大いなる力となっていたのでした。

彼女の居住する地域は人が多くなく、実際の処方は、ほとんどが電子メール、電話、スカイプ、郵便で行われています。彼女の手によって症状の回復を見せた患者さんたちは喜びの中、友人や家族に自らの波動薬による治癒体験を分かち合って、紹介されてくる新たな患者さんの流れが続いています。

彼女はアシュラムへは頻繁に訪れていますが、その都度、アガルバル博士の所に立ち寄り、博士が長時間、パソコンに向かい、世界中の実践者から、波動薬についての同じような質問に何度も答えられていることに気づきました。それは時間もかかり大変骨の折れる仕事です。そこで、彼女はウエッブサイトを適宜更新して、よく聞かれる質問が掲載されるよう、また他のお知らせについても全ての実践者と効率的に交流が図れるよう、博士に提案しました。それにより、博士が返答しなくてはならないメールの量が減らせるのです。すると博士は、「それは素晴らしい。君にやって欲しい!」「え、私ですか?ウエッブサイトのことは何も知らないのです。」「それは大丈夫!スワミが助けてくれるから。」ウェッブサイトの内容に関しては彼女は書くことは可能でしたが、サイトの製作については何もわからなかったのです。博士の言われた通り、スワミは、コンピューターに詳しい人を送ってくれました。波動薬のウエッブサイトwww.vibrionics.orgを改訂し完成するのに2年間かかり、2009年のグルプールニマの日に立ち上げが行われました。今日まで、彼女の机の上には、次のスワミの御言葉が(彼女のこれまでの活動を表すかのように)置かれています。「任務がどれほど大きなものであったとしても、あなたは成功裡になしとげるでしょう。そのあらゆる過程で私があなたとともにいるからです。」(サティヤサイニューズレター、2007年3月)

波動薬の活動は加速度的にその奉仕の範囲を広げ続けており、全ての実践者の間でのより主体的なコミュニケーションが図られることが求められています。そこで、2010年7月に、波動薬通信プロジェクトが本実践者とアガルヴァル博士によって始められました。2か月も経たない2010年9月の発刊の前に、波動薬通信の初版が、9月17日にスワミに捧げられました。スワミは注意深く、アガルヴァル博士と1ページ1ページをご覧になりましたが、その初版の通信を祝福され持っていかれました。波動薬通信は、翻訳・処方例編集者・校閲者・コラム作者・ウエッブサイトアップロードの専門科など、実践者の中からボランティアを募っての愛を原動力とした力作です。この通信の存在によって、波動薬の世界のコミュニティが形成され、体験談や処方成功例、質疑応答、インスピレーションを与えてくれる世界中の実践者の紹介などが分かち合われています。

2012年10月、アガルヴァル夫妻を講師として迎えた第1回目のアシスタント波動薬実践者ワークショップの開催のコーディネートを彼女が行いました。このワークショップはコネクティカット州ハートフォードで行われ22名の参加者がありました。ワークショップの後、彼女は米国・カナダのコーディネーター兼トレーナーとして任命を受けました。2013年以来、彼女は、選抜された候補者向けの通信講座や3日間にわたるアシスタント波動薬実践者ワークショップを開催しました。彼女は、属する地域内の活発なボランティア実践者と共に活動し、彼らに技術的なサポート行っています。その中には、毎月行われる実践者間での遠隔会議の主催者として、関連する興味深い題材についての話し合いも含まれます。

入院中もしくは他の健康上の制約から波動薬を服用することができない患者さんに対応するアシスタント波動薬実践者・実践者(AVPs/VPs)をサポートするための遠隔療法ネットワークが、2016年のグルプルーニマの日に、本実践者と彼女のシニア波動薬実践者チームによって立ち上げられました。

セヴァ(奉仕活動)、特に波動薬に関する奉仕は、本実践者にとって、1999年にスワミによって約束された通り、心身ともに満足を得られる大いなる歓びの源となってきました。彼女の霊性修行は非常に集中されたものであり、奉仕活動とともに大いなる成長を遂げてきています。彼女のコメントは以下の通り、です。「患者さんそして波動薬を学ぶ生徒の方々を通じて、私のハートは慈愛で満たされ、傷つき苦しむ人々あるいは波動薬の奉仕活動を自ら切望する方々に対する愛の甘い波動を引き出させていただいています。サイ波動薬を通じて癒しと教えの領域に於けるサイの道具とさせていただけることに心の奥底からの感謝を申し上げます。」・・・師の織りなす詩的物語の琴線に触れる実話と言えるでしょう。

実践者プロフィール 00462...USA

実践者00462…米国 は1978年、バンガロールで獣医として働いていた時に、ホメオパシーとの最初の出会いがありました。幸いなことに、スワミ・アーナンダとスワミ・ナラヤニ主催のワークショップで、お二人に会うことができました。お二人のスワミが、ナラヤニミクスチャーとして知られるホメオパシーをたくさん創られてこられた中、獣医学の伝統的な薬では治療不可能な症例に対する解決法を見つけるという強い衝動に駆られて、本実践者はナラヤニ師の癒しのシステムを学ぼうと決意しました。治癒の成功症例に引きつけられ、実践者は、ナラヤニ・癒しシステムのバンガロールクリニックでボランティアとして、自身を登録しました。これらのクリニックは週に2回、夕方5時から、患者さんが途切れるまで、大いなる愛と献身によって、200名から400名の患者さんに対応していました。実践者は、特に、サイの帰依者でもあった物腰の柔らかい実践者に大変感銘を受け感動したことを覚えています。その方は患者さんの治療に対して大変活動的で、彼の様子は、性別や社会的経済的、宗教的背景の違いを超えた無条件の愛による患者さんへの奉仕を反映したものでした。この男性の模範的な存在は、実践者の社会全体に奉仕をするという視点や態度が形成される上で、非常に重要な役割を果たしました。1986年に米国に移住した後も、実践者は、野生生物リハビリセンターでの奉仕活動の実践を継続することに大変な歓びを感じました。

数十年の奉仕活動の中で、人生の複雑な問題には簡単な解決法があることに気づきました。様々な症例に対処する上で、数年に亘る研究や体験によって、共通する症状や周期的な症例への効果的なレメディ処方の記録が蓄積され、特にアレルギー、リュウマチ性関節炎、怪我、高熱などに対するコンボで、彼は大いなる成果を上げています。アレルギーへの対処について、彼は波動薬レメディと、現在の活動拠点であるテキサスの地元の花粉に対する市販のホメオパシー(アレルゲン、ゾーン5)との効果的な組み合わせを見出しました。彼は、注意深く患者さん一人ひとりの症状の変化を後追いチェックし、季節的なアレルギーが重度の慢性呼吸器系障害にならないように気をつけました。こうしたアレルギーへの対処の成功例によって波動薬の治療を受けたい数名の紹介がありました。

実践者はまた、癌や乾癬などの慢性疾病の処方に関する調査にも積極的に活動しています。それは患者さんの過去の詳細な病歴、同じような症状の医療報告や処方例などを研究することによってなされました。

彼は、最近行われた癌治療に関する興味深い症例を紹介してくれました。野生動物リハビリセンターに勤務する同僚が彼に右側の乳癌について打ち明けたのでした。腫瘍は潰瘍化し、表面に浮き出てきていました。その患者さんは健康保険に入ることができていなかったので、医師に診てもらうことも叶いませんでした。センターで野生動物が波動薬で癒されているのを目撃してきた彼女は、この実践者に救いを求めました。実践者は、mental & emotional tonic(精神・感情の活性)と共に癌関連のコンボを処方しました。

波動薬の治療が始まって間もなく、彼女は腫瘍専門医に相談したところ、全身のスキャン検査を行うよう、言い渡されました。この検査によって、転移により、胸に一つ、脇に3つの腫瘍が見つかり、腫瘍専門医により彼女は化学療法を受けることとなりましたが、同時に波動薬の治療を併用し、そのことで化学療法の副作用(吐き気など)を緩和することができました。波動薬を併用した化学療法を開始して2か月経った後のスキャン検査では、転移による腫瘍は見られませんでした。現在、双方の治療は継続され、診断にも良い結果が表れています。

実践者は、波動薬治療の成功のために3つのカギとなる要素を挙げています。それは、内なる神の導き、この波動薬システムに関する揺るぐことのない信、純粋な動機を持って奉仕に際しての規律を保つこと、この3つです。レメディの選定に当っては、たまたま間違って意図しないカードやコンボを選んでしまったとしても、それをそのまま試したところ、正しい治癒へと繋がった、と彼は報告しています。この実践者の経験から、処方する最善の時間帯は1日の慌ただしいスケジュールが始まる前の早朝であるとのことです。また、彼は処方に関して日記をつけること、患者さんとのやり取りを詳細に記録し最新のものとすることが大変重要で、それにより、経過の観察、必要なケア、調査・研究材料に役立つとしています。

彼は、さらに、瞑想によって症状の診断や処方の仕方に関しての能力が飛躍的に強化される、とも感じています。患者さんとの対話が愛のエネルギーの中で行われる時、彼らがより良い状態となり、とても感謝していることに気づきました。それはまた治療の間、全く何の見返りを期待されることなく、彼らが理解され支えられていると感じる時も同様です。

患者さんが癒されるのを実際に目にすることは、この実践者にとって大いなる満足とインスピレーションの源となっています。患者さんの中には、癒やされた経験からの想いとそれに対するお返しがしたいとの

動機を、何か良い慈善の目的をもって、社会や人への貢献に代えてお返しすることを選ぶ方々がいます。また、中には、波動薬のトレーニングを受けて無条件の愛を、癒しの波動の形で多くの人々へ送り届けることを実践する方々もおられます。

質疑応答コーナー

1. 質問: 患者さんが(ミントの強い香りを持つ)アユールヴェーダのオイルを用いて、マッサージを行いたいと思っていますが、このことは波動薬の効力に影響を与えますか?

回答:レメディの効能を保つには、マッサージの前後20分空けて服用することが最善です。

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2. 質問:波動薬レメディが効果的であるためには、手で触らないようにと患者さんに助言していますが、処方前の資材としての砂糖粒に触ることで何らかの否定的な影響がありますか?

回答 :清潔な手で触ることで否定的な影響がないとしても、非金属製の清潔なスプーンを用いて砂糖粒を扱うことを強く勧めます。どちらにしても、レメディを扱う時には、(石鹸を用いずに)水だけでよく洗うことです。

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3. 質問:私達は贈物や寄付を受け入れないことになっていますが、時々、患者さんが自発的に容器や砂糖粒、ローズウオーター(目薬を作るための資材)を持ってきてくれます。それらは受領してよいのでしょうか?

回答: こちらから求めたものでない品々でセヴァに必要なものであれば、受け入れてもよいのでしょう。ただ、そのような方向性を促すような言動はあってはいけません。

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4. 質問: 私のコンボの容器は抗放射線のカードであるNM45 Atomic Radiation & SR324 X-rayが転写されています。この容器中のアルコール溶液をノーソードを作製する際にも用いてよろしいでしょうか?私の理解では、ノーソードには、他の波動を加えてはいけないということでした。

回答はい、ノーソードの作製の際には通常他の波動を加えるべきではありませんが、抗放射線のレメディは、患者さんからの尿、膿、痰などの排泄物からのノーソードに付加が可能です。しかしながら、血液や髪の毛からの場合には、この2つは身体の重要な要素であるがために、純粋なアルコール溶液のみを用いることをお勧めします。

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5. 質問: もし、患者さんが長期に亘って慢性の症状に対する血液のノーソードを服用している場合で、急性の症状を発症した際には、ノーソードと併用して急性疾患に対する適切なレメディを処方してもよろしいでしょうか?

回答: 急性の症状は短期間で治癒される可能性が高いので、ノーソードの服用を中止することが最善です。あるいは、併用する場合であっても、服用時間に1時間の間隔を空けることで可能ですが、その場合には、急性の症状の回復を遅らせるかもしれません。

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   6. 質問: 患者さんの一人が通常の冷水でのレメディの服用ができず、熱湯の入った容器に水の入ったグラスを入れて温める必要があります。この方法は勧められますか?あるいは、レメディを砂糖粒の形のみで服用するよう  助言した方がよいでしょうか?ガスストーブからの熱がレメディに否定的な影響を与えるのかどうかが明確にわかりません。

回答: レメディは40度C以下で保存されるべきということがどこかに書かれていたかと思ます。その患者さんによって用いられている、レメディ水を温めるやり方は、その容器が熱すぎないのであれば、有効です。

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   7. 質問:私のレメディの容器の底は平ではなく、底の角がかすかに膨らんでいます。そのため、サイラムヒーリングマシーンの溝にしっかりと接することがありません。この状態で、レメディの処方を行ってもよいのでしょうか?実際のところ、私の見たところでは、プラスティックやガラスの容器は同じような状態であるように思います。

回答: 多くの容器の底が盛り上がっていることは承知しています。ただ、良き知らせとして、波動は盛り上がった底の端から容器の中の資材まで伝導される、ということです。従って、そのような容器は使用していただいてかまいません。

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8. 質問: サイラムヒーリングマシーンのレメディとサンプル双方のくぼみに置く容器には蓋を閉めておく必要がありますか?

回答:  いいえ、蓋がされていない状態でも全く大丈夫です。

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9. 質問: サイラムヒーリングマシーンでコンボを用意するする際、アルコールを数滴、波動を転写される媒体として用いますが、特に複数のカードからの転写の場合には、多くのアルコールが蒸発することがあります。その場合であっても、砂糖粒を入れて、良く振りレメディを作製しても大丈夫でしょうか?

回答: はい、大丈夫です。アルコールを入れる容器に蓋をしてマシーンの「レメディ」の溝に置いておけば、蒸発はそれほど問題ないでしょう。しかしながら、砂糖粒を加える前に容器に十分なアルコールがあれば、貴殿の気持ちも楽になることでしょう。数分かかるような処方内容の多いコンボを準備する際には、蒸発のリスクも考えて、数滴多めに容器に入れておくのがよいでしょう。砂糖粒を容器に入れる際に、アルコールの量はが十分でないと判断される時は、転写の終了後であっても数滴のアルコールを加えることが可能です

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10. 質問: 痛み止めや抗生物質などの対症療法の薬を転写した波動薬を患者さんに処方する際に、患者さんは、波動薬と併用してその対症療法の薬自体の服用を継続すべきでしょうか、あるいはレメディのみで大丈夫でしょうか?

 回答: 抗生物質の場合は、医師からの全過程の治療が終了するまで止めるべきではありません。痛み止めの場合には、患者さんの症状に応じて医師に確認した上で減らすことも中止することも可能です。

マスターヒーラーからの神の御言葉

もし何らかの形で、人を傷つけてしまった場合には、何らかの奉仕を行うことでその人に償うようにすべきです。奉仕には、人への奉仕を目的とした活動のみならず、自らの置かれた環境を清潔に整えることも含まれます。あるいは、言葉によって人の心を鎮めるという奉仕も可能です。善良な言葉で、人々のハートを鎮めることができ、良い行いで人々のマインドを柔軟にすることも可能です。それゆえ、良い言葉と良い行いによって、良き奉仕として人々に慰めを与えることになるのです。

…サティヤサイババ、「人への奉仕は主への奉仕」ブリンダバンの慈雨1973

http://www.sssbpt.info/summershowers/ss1973/ss1973-08.pdf

 

怒りは健康にとってもう一つの障害です。怒りによって血液中に毒素が注入され、血液を汚し、深遠な害悪を及ぼすのです。健康を害する他の要因は、悪意あるいは下劣な行動です。人々は、悪人は病人になるとは限らず、ほとんどの病気は基本的に精神的な問題からくると信じています。医師ももた、患者さんに対して優しく穏やかに接し、医師という職業が、同じ兄弟姉妹への献身を捧げるものであると考えなければなりません。

良い思いと良い行いで健康を維持すること、食生活に注意することが最良の方法です。ココナッツの実、ココナッツの水、発芽した豆、生野菜もしくは軽く調理された野菜が健康に良い食物です。

 …サティヤサイババ、「健康と善」に関するご講話 、1981年9月30日

http://www.sssbpt.info/ssspeaks/volume15/sss15-21.pdf

お知らせ

aお知らせ b

ワークショップ予定

  1. インド ナグプール、マハ: リフレシュセミナー及び実践者セミナー、2017年2月18-19日18-19 February 2017, 連絡先:[email protected]  電話 9011-058 530

  2. インド プッタパルティ : アシスタント波動薬実践者ワークショップ2017年3月17-21日連絡先: [email protected]  電話 08555-288 377

❖ ポーランド ヴロツワフ : 全国リフレッシャーセミナー 2017年3月25-26日

連絡先:Dariusz  [email protected]

  米国 ウエストヴァージニア州シェパーズタウン: アシスタント波動薬実践者ワークショップ

2017年3月31日ー4月2日、連絡先:Susan  t[email protected]

 

付記

108のコンボボックスの利用者へのご注意

実践者 00002…UK,

リサーチ部門世話人から、シンプルな症状への処方の際、多くの実践者が、実際のところ単一のコンボによって多くの場合最良の対応が可能なところをあまりにも多くのコンボを用いている、との指摘がありました。

世話人はコンボの修正や決定を、他の実践者や、長年の波動薬奉仕活動やラジエスセシア(振り子などを用いて潜在意識を感知する心理的手法)の経験、薬物学そして最終的には108のコンボシステムのそれぞれのコンボから受け取る内的ガイダンスからのフィードバックを考慮して行っています。

あまりにも多くのコンボを同時に用いる不適切な処方によって、全てのレメディの効能が薄まってしまい、その結果患者さんの回復が長引いてしまう、ということになります。

108のコンボのテキストの巻末から選択されたコンボによって望ましい結果が得られない場合には、他の適切なコンボが加えられることもあるでしょう。それでも効果が得られない場合には、[email protected] まで、ご一報ください。

 

健康に関する助言 -

断食を楽しむことができるでしょうか? 11422…インド

通常、食事を楽しむ人々は多く見られますが、断食を楽しむ人についてはどうでしょうか?おそらく、そのような人はいるのかもしれません。断食がもたらしてくれる非常に大きな喜びを与えてくれる可能性を考えた時は特にそうです。おそらく、人生の目的と健康、そしてその背後にある科学の関連性についてより多くを知る必要があるのかもしれません。

1. 断食の科学を知る

オートファジーとはギリシャ語で、細胞が自らの内部のタンパク質を食べる(自食)という意味です。この細胞内でのプロセスによって、身体はそれ自体を浄化することが可能となり、有害微生物や有害蛋白質化合物を排斥することができるのです。それは消化を促し、空腹の状態において、細胞にとって過剰な物質を再生利用する役割を果たします。他の細胞劣化のメカニズムとは異なり、オートファジーは、損傷し機能しえなくなった老齢の蛋白質、高分子複合体、細胞小器官を取り除きます。すなわち、数時間の断食の後、オートフアゴソームと呼ばれる膜状構造が全ての細胞内に形成され、それが不必要な細胞内老廃物、バクテリア、ウイルスなどを取り込むのです。オートフアゴソームは取り込んだものを封印し、分解のために全ての細胞に存在するリソソームと呼ばれる「再生利用部門」へと転送すると同時に、有用な部分は剥がされて新たな細胞を作るために用いられます。このように、断食はこのオートファジーの過程(体内に元々存在する再生プログラム)を刺激します。オートファジーは1960年代に認知されましたが、後に大隅良典博士が自らの研究によって科学的にこの現象を証明しました。この日本の生物学者は、オートファジーに関連するこれらの発見により2016年に生理学ノーベル賞を受賞しています。

2. 癌、その他の病気に対する免疫の向上

癌細胞を減らす最も簡単な解決方法の一つは定期的に断食を行うことです。癌細胞は通常の細胞に比べて30倍もの食物を必要とします。一定の日数の間、単に食物を断つことによって、癌細胞の進行を遅くする効果があります。ある研究調査によれば、夜から朝にかけての絶食状態を延長させた状況(13時間未満)であっても、2型糖尿病や心臓疾患、乳がん、その他の癌の発症リスクを低下させる可能性があると言われおり、更なる研究が進んでいます。

3. 身体の自然浄化と癒し

断食も食事も無理な形で行うべきものではありません。食事と同じように、断食もまた、身体の自然なサイクルに合わせたものであるべきです。人体を生理学観点から見ると、身体はおよそ40日から48日の曼荼羅サイクルの中にあり、このサイクルの中で、人体が食物を必要としない日が3日あります。身体はそれ自体の浄化の日を知っているのです。インドでは伝統的に、太陰暦の中で14日毎に訪れるエカダシ

(48日サイクルの中では3回あり)が断食の日と決められています。

4. 意識の覚醒とともに理知的に断食の仕方を知る

心身ともに断食に入る前に、特に習慣・断食に対しての精神的障壁・不十分な霊性修行・日中の活動量などによって食物なしにはやっていけない場合には、数日もしくは数か月の準備が必要となるかもしれません。まず最初に、間食としてスナック菓子をつまむことを避ける必要があります。食事と食事の間は、理想的には8時間の間隔が必要で、最低でも5時間となります。温かいライム水や緑茶、あるいは少量の消化しやすい果物を摂ることでスナック菓子への誘惑に抗うことが可能です。断食への初歩的な段階として睡眠を十分にとりながらの、夜から朝にかけての13時間、食事の間隔を空けることです。すなわち、前日の夕食から翌日の朝食までの間隔を13時間とると言うことです。このことがうまくいけば、次の段階は、まる1日絶食ではなく、1日1食とすることになります。そうすることで、次に、果物だけ、あるいはフルーツジュースのみの断食に容易に以降することが可能となり、最終的に、水だけの断食へとなります。

5. 神の教えに従う7-9

「人生の目的と健康の真の重要性について知りなさい」

我々の神なる癒やし手であるシュリサティヤサイババは繰り返し、人生の目的は真の自分を知り、それを実感認識し、輪廻の鎖から自由になることであるとおっしゃています。人は、いかにして転生を繰り返さないかを学ぶために生まれてきます。全ての活動はこの究極の目的とゴールのためにあります。様々な種類の奉仕、礼拝、知識は、人生におけるこの究極の目的を達成するためのものです。そのためには、健康な身体を持つことが極めて大切です。それゆえ、人は身体を大切にし健全に保ち、この高貴な目的に資するようにすべきです。

断食によって霊的な力と最高の健康を手に入れることができます。

ババは断食は「ウパヴァース」すなわち、「神の近くで生活すること」を意味するとおっしゃっています。

「断食の目的は神を想って時間を過ごすことであり、食事を1食もしくは数食抜くことで身体をいじめることではありません。」サティヤサイは語る、1966年第6巻

「断食は霊的な力を育みます。」マハシヴァラトリ祭1966年3月

私達が5感を通して食事を摂取するのと同じように、断食とはまた、5感を通して取り入れる全てのものに関して規制することを意味しています。それにより想いと言葉と行動を純化するためです。

参照及びリンク

  1. オートファジーのメカニズムの発見https://www.nobelprize.org/nobel_prizes/medicine/laureates/2016/advanced-medicineprize2016.pdf
  2. http://www.sadhguruonline.com/blog/yoga-and-breast-cancer-prevention
  3. http://www.breastcancer.org/research-news/can-fasting-reduce-recurrence-risk
  4. http://www.medicaldaily.com/fasting-not-eating-13-hours-breast-cancer-remission-380262
  5. 断食にはメリットがあるか? http://isha.sadhguru.org/blog/lifestyle/food/is-there-any-benefit-to-fasting/
  6. エカダシ断食と、食べなければならなくなった時のメニューhttp://isha.sadhguru.org/blog/yoga-meditation/demystifying-yoga/ekadashi/
  7. 健康、食事、霊性規律に関するご講話  1983年10月8日 及び1966年3月マハシヴァラトリ祭、食事に関するご講話、サティヤサイサーダナトラスト第1版 2014年9月 p33
  8. 断食に関するご講話(サティヤサイスピークス)http://sssbpt.info/ssspeaks/volume06/sss06-02.pdf
  9. 1週間に1日の断食http://sssbpt.info/ssspeaks/volume09/sss09-21.pdf

 

フレッシャー及び気づきセミナー、フランス

実践者 01620 から2016年9月11日、ヴィエンヌ(フランス南東部)において、セミナーが3名のフランス人トレーナーによって行われたことの報告がありました。このセミナーでは、経験豊かな実践者と新しく実践者となり得る候補者の方々双方にとって役立つもので、ベテランの実践者は、108のコンボが導入されるずっと前の、サイラムヒーリングマシーンを用いてのトレーニングを受けた初期の頃の方々で、その後の接点がなかったため、最新の情報を含めた、その後の波動薬の発展について学ぶ意欲、そして実践者を目指す方々は、波動薬はどのようなものであるかを理解する意欲にそれぞれ溢れていました。参加者の異なった期待を意識して、トレーナーは、波動薬に関する紹介ビデオのプレゼンをスクリーンで行うことから始めました。108のコンボを用いる便益に対する気づきと感謝に意識を向けるためにアシスタント波動薬実践者訓練ワークショップからのスライドも紹介されました。トレーナーは参加者に、波動薬実践者であることの意味と将来の実践者のそれぞれの個人としての資質について熟考するよう促しました。また、より高位の意識とインスピレーションを喚起するため、ロールモデルとなる献身的なフランス人実践者 01480* のプロフィールが紹介され、波動薬のパンフレットと波動薬実践者となるためのガイド小冊子が全員に手渡されました。参加者からのフィードバックは、セミナーが期待通りで大変満足している、というもので、108のコンボを用いた正式なトレーニングを受講する高い関心が示されました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 プネのヴェーダンタ学校における波動薬キャンプ

スワミの大いなる恩寵により、プネの波動薬実践者が、2016年9月より、プネから25km離れた寺院の町、アランディのヴェーダンタ学校で月次の波動薬医療キャンプを開始したことについて、実践者10375…India より報告がありました。アランディは巡礼の町として有名で、13世紀のマラティの聖者、デュワネシュワがサマディ(逝去)をされた場所でもあります。アランディには約100のヴェーダンタ学校があり、そこでは、生徒がバジャン(キルタン)やアバング(主ヴィタラを賛美するマラティ語のバジャン)を始めヴェーダンタの聖典の研究を行っています。この学校には、15歳から30歳までの年齢層の男子学生が350名在籍しており、彼らは大変素朴で謙虚な霊性探究者で、経済的に困難な家庭出身です。町には正式な医療機関がないため、波動薬によって学生の健康上の諸問題が対処されており、そこでは波動薬が大変重要な役割を果たしています。

第1回目の医療キャンプからの大変肯定的なフィードバックの結果、更に3つのキャンプがその後行われ、173名の患者さんのお世話をすることができたことを、実践者は歓びと共に報告しています。現在、プネからの4名の実践者が毎月キャンプを開催していますが、このキャンプの成功によって実践者は波動薬プログラムを拡大し、この霊的エネルギーに恵まれた町の他の学校や村人、巡礼者の方々を網羅するよう意図しています。実践者は寺院管理者に、境内において医療キャンプを追加的に月次開催してもよいかを確認しています。彼女の想いは、学校でのキャンプ終了後、その日の2時間寺院への参拝者に対してお世話をしたい、というものです。

 

 

 

 

 

 

 

フレシュセミナー、チェンナイ

実践者 11422 から、チェンナイにて2016年12月9日、9名の参加者により、第1回目のリフレシュセミナーが開かれた旨の報告がありました。アガルヴァル博士からは、スカイプにより、開会時と閉会時に挨拶がありました。

このセミナーでは次の4つの領域に焦点が当てられました:

1. 実践者が、波動薬のテキスト、波動薬通信、及び第1回国際会議議事録を計画的・定期的に勉強することによって、継続的に知識と理解を深める必要性。また定期的にワークショップやリフレシャーセミナーを行うことにより、実践者同志が交流し最新の情報を共有し合うことが奨励されること。

2.スワミご自身が癒し手であり、私達は、スワミの愛の謙虚な道具であることを理解して実践すること。

3.正確で完全な、患者さんの処方歴記録を付け,成功事例を共有するための指導。

4. 月次の活動報告の提出に関して、波動薬実践者となった時に行った神への誓いの重要性:

この報告は月末までに各国コーディネーターに送付されるべきもので、月初にアガルバル博士宛の提出が可能となること。

参加者から前もって送付されていた質問はアガルバル博士による説明と共に参加者の間で話し合いが行われました。セミナー中、参加者は、2017年の前半のうちに、それぞれが1章ごとに担当を割り当てられることで、アシスタント波動薬実践者マニュアルの改訂版を完成させることを決めました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

輝くケララ州

2016年11月23日、91歳のご降誕祭の吉祥の日に、日々患者さんを受け入れることができる、新たな常設の波動薬クリニックが、ケララ州のトリッシュ地区の地方にあるキズッタニにて開設されました。病める人の痛みを和らげ、救い手のない人に手を差し伸べ、癒しの歓びを広める使命が始まりました。 

 

 

 

 

 

オームサイラム