サイ波動薬通信

" 病める人、打ちしおれた人、落胆した人、疾患に苦しむ人がいれば、まさにそこにあなたの奉仕の場があります " Sri Sathya Sai Baba
Hands Reaching Out

Vol 7 号 5
September/October 2016
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アガルヴァル博士の研究デスクより

実践者の皆さま

大いなる歓びと感謝を込めて、ケララ州の実践者によって始められた、お手本となる奉仕活動について報告させていただくことを名誉に思います。今月は、ケララ州の人々にとって最も神聖で歓び溢れるオーナム祭であることもあって、特にケララ州が注目されます。オーナム祭は、ヴィシュヌ神の化身である小人の姿をしたアヴァター、ヴァーマナをお祝いするもので、また、黄泉の国(死者の国)から毎年1回、国民の生活の様子を見に訪れる偉大なる王、マハバリの来訪の時機でもあります。ケララの人々は、全ての人々のために、蓮華の御足への美しく豪華なオーナム祭のお祝いをいつももたらしてくれます。ケララは熱心な帰依者を擁する国であり、嬉しいことに、その中には、多くの献身的な波動薬実践者がおられます。

幾多の処方歴は言うに及ばず、本通信の中で紹介されている3名の実践者のセヴァについて感銘を受けない人はいないでしょう。ケララ州には、総勢106名の実践者がおられます。彼らの多くは、恵まれていない部族の方々や十分な医療施設のない貧困地区で活動されています。自宅での活動のみならず、定期的な医療キャンプを企画・運営し、過去7年間に、驚くべきことに、50万人もの患者さんにレメディが届けられました。彼らの奉仕活動は非常に必要とされており大いなる感謝を受けていいます。加えて、これらの熱心なケララの実践者は、108のコンボの全体の製作・準備も完全に行ってくれています。この作業は見た目以上に大変な仕事です。例えば、容器だけでも5つの部品からなっていて、それらを注意深く組み立てなくてはなりません。このような彼らの貢献に対して、在り難さと感謝の気持ちで私達の心は一杯になります。.

訓練の水準を継続的に高めるための努力の一環として、新たな工夫が過去数か月の内に導入されました。この新しい制度により、経験豊富な実践者が新規実践者一人一人の助言者として配置され、1対1のサポートを受けられるようになります。このプログラムは、アシスタント波動薬実践者が十分な訓練を受け経験を積み、次の段階の正式な実践者となって、自信を持って波動薬の処方をおこなうことができるまで続きます。.

これも、「全ての人を愛し、全ての人に奉仕する」ことを目指すささやかな一歩と言えるでしょう。

最後に、そしてとても大切なこととして、前号で取り上げました、「遠隔療法」ネットワークについてですが、現在、その準備が整い始動しています。本通信の「追加項目」のところで詳細が述べられています

最後になりますが、前回の通信にも申し上げましたが、私自身大いなる慎みを持って、この波動薬システムの拡大と発展において輝かしい前進を目の当りにしてまいりました。道を歩む同朋のために、そして全ての人の癒しのために時間とエネルギーを喜んで捧げてくださる全ての実践者に深い感謝とお祝いを申し上げます。

サイへの愛の奉仕の中で

アガルバル・ジット・K

 

視力喪失 11958...India

2年間近視を患っていた40歳女性が2015年7月13日に実践者に連絡をとりました。彼女は以前、黄斑ジストロフィーと診断され、視力に関する数値は RE-6/60, LE-6/24*で、近視度はN36**でした。インドとロンドンの医師の診断を受けましたが、この症状に対する治療法はなく、徐々に盲目の状態へと進行していくだろう、と告知されました。その医師たちは、もし彼女がこの治療法を世界中のどこかでも見つけることができるのなら、彼らがその費用を負担する、とさえ言ったのです。2013年12月、視力喪失ため、彼女は航空エンジニアとしての職を辞めました。彼女には他に健康上の問題点はありませんでした。対症療法の薬は摂っていませんでしたが、抗酸化剤だけは服用していました。彼女自身の口から、過去数年間、家庭内の問題によって精神的なトラウマを受けていたこと、そのことと視力喪失が相まって鬱状態にあったことが伝えられました。

2015年8月20日、以下のコンボが処方されました:

#1. CC7.2 Partial vision + CC12.1 Adult tonic + CC15.1 Mental & Emotional tonic + CC15.2 Psychiatric disorders + CC17.2 Cleansing…1日3回

#2. CC7.2 Partial vision…1日4回 ローズウォーターを媒体として目薬として

患者さんの視力は1か月も経たないうちに、徐々に回復し始め、最終的には、人の顔を認識でき、携帯電話も使え、テレビや新聞の見出しも読めるようになりました。今では、大きな字は読め、小さな字に関しては拡大鏡などの補助器具を用いています。2016年7月1日現在、視力検査の結果はRE 6/24, LE 6/9; 近視度N18.となっています。現在、彼女は子供たちのためのクラスを持ち、大変幸せで、視力を回復してくれたことの御礼として主への讃歌を歌い、上記のレメディを継続的に服用しています。

実践者コメント: 
特にこの視力の回復は注目に値するものです。というのは、伝統的な治療法では回復のための手段はなく、最終的に完全な視力喪失が予想されていたからです

編集者からの説明:
*近視: 6/6 が正常数値. 6/12 は、通常12m先の物が見えるところ、6mの近さでしか見えない、という意味。6/24は、通常24m先の物が見えるところ、6mの近さでしか見えない、という意味。

**近視障碍: N5 が最も重症、N7-N8 が中程度、 N10-N18 は低度, N20-N36 緩やかな障碍、N48 は最低レベルの障碍

顔面皮膚の黒色化, 多毛症 11958...India

3週間前に顔面皮膚の黒色化と多毛症に気づいた70歳女性が、2016年2月29日に実践者を訪れました。両頬の皮膚が変色し、顎の両脇に毛が生えてきました。日光に晒される状況が伴う仕事もその要因とされ、医師によりメラライトスキンクリームが処方され、ある程度の効果があったものの、彼女は満足しませんでした。.

以下のコンボが処方されました:

#1.  CC8.1 Female tonic + CC12.1 Adult tonic + CC15.1 Mental & Emotional tonic + CC21.1 Skin tonic…1日3回 

#2.  CC8.1 Female tonic + CC21.1 Skin tonic…1日3回 ローズウォーターを媒体に顔への外用薬として

波動薬の治療が始まってからは、スキンクリームの不使用の中、3日以内に皮膚の症状は80%改善され、顎の毛は完全に無くなっていました。2016年5月、実質的に(98%)皮膚の色は正常となりましたが、上記のレメディは引き続き服用されています。

静脈瘤、呼吸アレルギー 11958...India

2016年2月17日、30歳女性が静脈瘤による両足の激しい痛みを訴えて、実践者に連絡をとりました。症状は1年間続いており、痛みの厳しさは睡眠の妨げになっていました。祖母も同じ症状を抱えていたこともあって遺伝による可能性もありました。彼女はまた、塵アレルギーによる鼻炎を2年間患っており、鼻水、いびき、喉の痛みも抱えていました。双方の症状に対して、ホメオパシー療法も試されましたが、あまり効果はなく、以下のコンボが処方されました:

静脈瘤:
#1. CC3.7 Circulation + CC12.1 Adult tonic + CC15.1 Mental & Emotional tonic…1日3回

#2. CC3.7 Circulation…1日4回 水を媒体に足へ湿布 

呼吸アレルギー:
#3.  CC12.1 Adult tonic + CC15.1 Mental & Emotional tonic + CC19.2 Respiratory allergies + CC19.7 Throat chronic…1日6回

波動薬治療の間、他の薬の服用はない中、1週間後には両足の痛みは50%、2週間後には90%の軽減となりましたが、鼻水、いびき、喉の痛みについては75%の改善に留まりました。その後3月17日には、足の痛みは完全に無くなりました。#1と#2の服用回数は1日2回に減らされ、5週間後にはレメディの服用は無くなりました。4月10日、全ての症状の完治が患者さんから伝えられ、#3は、ゆっくりと3週間をかけて服用回数をゼロへとしていきました。2016年の最終面談の際には、いずれの症状の再発も見られませんでした。.

乳癌 11993...India

乳癌を患っていた50歳女性が実践者に連絡をとりましたが、その時には既に、様々な治療を受けながらベッドで寝たきりの状態でした。彼女は最初、2013年3月に癌と診断され、片方の乳房切除と共に放射線・化学療法を受けました。当初、これらの治療は効果的に見えましたが、癌は再発し移転も見られました。その後、10回に亘る化学療法を受け、彼女はその衝撃に耐えられることなく、寝たきりの状態となったのでした。2013年9月1日、以下のコンボによる治療が始まりました:

CC2.1 Cancers – all + CC2.2 Cancer pain + CC12.1 Adult tonic + CC15.1 Mental & Emotional tonic…1日6回

2か月後の11月1日、50%の改善が見られました。患者さんは一人で歩け、トイレにも行けるようになり、4か月後の2014年1月には75%の改善となりました。朝の散歩も始め、家事にも従事しできるようになりました。6か月後の3月には大幅な改善がありほぼ90%の回復となり、2014年5月には完治しました。この時期に行われた検査でも身体に癌の形跡は見られませんでした。服用回数は1か月間、1日3回とし、その後の1か月を1日2回、その後の6か月を1日1回、その後は1週間に1回となり、その後、2週間に1回としました。2016年8月現在、患者さんの健康状態は良好で、再発防止として、1か月に1回の服用を続けています。

胃、腸、腎臓癌 11993...India

58歳女性が末期癌を患い、癌は、腸、腎臓全体にまで広がっていました。2013年7月20日に実践者に連絡を取る6か月前に癌の診断を受けており、過去6か月間6回にわたる化学療法を含め、対症療法の薬を服用しながらも効果がないままでした。症状としては、耐えがたい胃の痛み、大幅な体重の減少、ひどい疲労、足の腫れがありました。患者さんは寝たきり状態であり、希望を失っていました。化学療法によく見られる副作用として、髪の毛も抜けました。実践者は患者さんのスキャン、生検、その他複数の検査をチェックしこれまでの医師の診断を確認しました。

処方されたコンボは以下の通りです:CC2.1 Cancers – all + CC2.2 Cancer pain + CC12.1 Adult tonic + CC15.1 Mental &Emotional tonic…1日3回

2か月後、50%の改善が見られ、髪は黒々と生え始め、足の腫れは退き、エネルギーレベルは上昇し、彼女は動き回れるようになりました。

その後の面談では、患者さんの症状は更なる改善が確認され、朝の散歩や短めの外出が再開され、一人で通常の家事を行えるようになりました。こうした改善は医療検査にも反映され、2014年1月15日、患者さんから癌の完治の報告がありました。レメディの服用回数は徐々に減らされ、3か月に1回の再発防止のための服用となりました。2016年8月の最近の状況では、彼女は依然として活動的で、レメディの服用は継続され、再発は見られていません。

編集者注記: この実践者には同様のコンボを使っていくつかの癌処方の成功事例がありますが、スペースの都合で割愛させていただいています。

 
 

腎不全 11993...India

44歳男性が2013年8月31日、実践者に連絡を取り、過去1年間の1週間に3回の透析について相談しました。患者さんは過去、不安、ストレス、偏頭痛など様々な症状を患い、対症療法の薬に頼っていました。3年前の2010年に、腎臓の症状が出て、その2年後にクレアチニン値が9まで急上昇したため、定期的な透析によって引き下げなければならなかったのでした。彼が実践者を訪ねた時、血液検査による腎臓関連の全ての数値は異常に高い状態でした。

以下のレメディが処方されました:CC12.1 Adult tonic + CC13.4 Kidney failure + CC15.1 Mental & Emotional tonic…1日6回

患者さんは波動薬と併用して、対症療法の薬の服用も継続していました。2か月後、クレアチニン値は著しく下がって、3から3.5の間を示し、透析は週に2回へと減らされました。その1.5か月後、透析は更に、週に1回となり、2014年1月1日からは、1か月に1回のみとなったのでした。この時、クレアチニン値は2.5から3の間でしたが、2014年3月1日には、クレアチニン値が1.9へと下がったので透析は不要となりました。それを受けて、服用回数は1週間に1回へと減らされ、その後の2か月間は1か月に1回となり、その後は服用は終了しました。2016年8月現在、症状の再発は見られていません。   

血液クレアチンレベルについての編集者注記:血液中のクレアチニンの正常な値は成人男性で、およそ0.6 to 1.2 mg/dl、成人女性で0.5 to 1.1 mg/dlとなります。筋肉質の青年、もしくは中年の大人は、一般の方々よりも、もっと多くのクレアチニンが血中に存在するかもしれません。一方、年配の方々は、正常値よりも少ない値となるかもしれません。幼児は、筋肉の発達具合によって、正常値の0.2もしくはそれ以上です。栄養失調、大幅な体重減の方、長期療養中の方は、時の経過の中で筋肉が失われ、年齢相応の期待される量よりも少ないことがあります。

腎臓結石 11993...India

2013年1月に腎臓結石と診断された32歳女性から9月に実践者に波動薬の治療を求めて連絡をがありました。スキャンによって石は3mm, 6mm, 6.5mm、8mmの大きさであることがわかりました。彼女はまた、背中の酷い痛みの他、臀部の痛み、足の腫れも患い、排尿には困難を伴いました。過去8か月間、対症療法の薬を服用してきましたが、痛みの軽減は慰め程度であり、結石も取り除くことはできませんでした。医師からは手術を勧められましたが、彼女はそれを拒みました。彼女は関節の痛みも患い、そのため、1年以上もカルシウムのサプリメントを服用していました。

2013年9月8日に以下のコンボが処方されました:CC12.1 Adult tonic + CC13.5 Kidney stones + CC15.1 Mental & Emotional tonic…1日3回

患者さんは波動薬の治療が開始される前に、自発的に対症療法の薬を止めました。2か月後の2013年11月3日、彼女は最新のスキャン診断書を実践者に見せ、結石の内2つが無くなり、残りの結石も4mm と 5mm へと縮小していることを報告しました。2014年1月4日、症状は完治し、全ての結石は無くなっていました。服用回数は1週間に1回の再発防止のための頻度とし、それが6か月間続いた後、服用は終了しました。患者さんの健康状態は良好で結石の再発も見られていません。

編集者注記: 患者さんはカルシウムのサプリを摂っていましたが、これは結石にとってはマイナス要因となることがわかっています。以下のリンクページには、結石防止のための役立つ情報があります。

http://www.mayoclinic.org/diseases-conditions/kidney-stones/basics/prevention/con-20024829

乾癬 11993...India

5年間、乾癬を患っていた41歳男性が2014年9月7日に、実践者に連絡を取ってきました。症状が最初に現われたとき、患者さんはアレルギーだと思い、軟膏を患部に塗っていました。しかし、その後患部は赤黒くなり大変な痒みを伴って、より悪化してしまいました。掻くと、皮膚は剥がれ、この皮膚の損傷は顔以外の全身に影響を及ぼしており、可視できるもので、人と交わる際には大きなストレスとなっていました。彼は対症療法の薬もアーユルヴェーダの治療も試みましたが、あまり効果はなく、波動薬に出会う前に既に、それらの治療は止めていました。

処方されたレメディは以下の通りです:
CC12.1 Adult tonic + CC15.1 Mental & Emotional tonic + CC21.10 Psoriasis…1日3回 

2か月後の11月には75%の改善が見られました。痒みは止まり皮膚の剥がれも大幅に減少し、新たに健康な皮膚が傷跡に現われ始めました。波動薬の治療を始めてから5か月後の2015年2月5日、100%の回復となりました。全身の傷は完治し、服用回数も、治療の修了した2015年6月に向けて1週間に1回へと減らしていきました。2016年8月時点で患者さんの体調は良好で再発も見られていません。

高血圧, 静脈瘤潰瘍 11276...India

55歳女性が7年以上高血圧を、そして15年間両足に静脈瘤潰瘍を患っていました。2015年11月14日に彼女が実践者を訪れた時、潰瘍は臭いを発して血と白い体液が滲んでおり、痛みがありました。脚は腫れており、右足は左足よりも腫れが酷く、歩くことができませんでした。医師の助言を受け、足には包帯が巻かれていました。血圧は220/100で、この2つの症状に対して、対症療法の薬が摂られていましたが、症状の改善はありませんでした。それ以前には、彼女はアーユルヴェーダやホメオパシーを試していましたが、成果はありませんでした。.

以下のコンボが処方されました: 
#1. CC3.3 High Blood Pressure (BP) + CC3.7 Circulation + CC15.1 Mental & Emotional tonic...1日5回

#2. CC8.6 Menopause + CC12.1 Adult tonic + CC18.5 Neuralgia…1日5回

当初の約1か月、患者さんは、上記のレメディに加えて、対症療法の薬も継続して服用していました。7日後に血圧が正常に戻ったものの、服用回数は変わらずにいました。一方、静脈瘤潰瘍の改善はゆっくりで、関連する症状からの回復は最初の6週間で20%に留まりました。

そこで、12月25日、#2は以下の#3に置き換えられました:

#3. CC21.11 Wounds & Abrasions + #2...1日5回

12月の終わりまでに、改善度は50%まで上昇し、実践者は患者さんに、旅行の際などを除いて足を空気に晒すよう助言しました。2か月経たない、2016年1月15日、静脈瘤潰瘍は80%の改善となりました。見た目は両足とも通常の状態になり、普通に歩けるようになりましたが、腫れはまだ退きませんでした。その後、患者さんは長距離の移動をしなければならず、その結果、静脈瘤潰瘍の再発が起きてしまいました。そのため、1月25日に、以下の処方がされました。

#4. CC10.1 Emergencies + #1...1日4回、1か月間,#1 は中止

#5. CC17.2 Cleansing…1日3回、7日間          

#6. CC3.7 Circulation + CC21.11 Wounds & Abrasions…1日5回、ヴァージンココナッツオイルを媒体として外部湿布として。傷口は、ターメリック、トュルシ、唐辛子の茎と葉、ニームの葉、ベテルの葉、塩を入れた水を沸騰させたもので良く洗ってから湿布を行う。

#3のレメディの服用は継続されました。

レメディの内容の変化によって、腫れた足からは膿が出てきました。医師の所見は、このことは良い兆候であり、彼女は徐々に回復していき3週間経たない、2月中旬には、全体として40%の改善が見られました。黄色がかっていた傷口は赤へと変わり、それは、血流の改善を示すもので、脚の腫れは65%退きました。2月末には、症状は更に改善され、#4のレメディは#1と代えられ、#3と#6は引き続き服用が継続されました。4月には改善はさらに60%となり、2か月後には70%となりました。8月20日までには、全体の改善は85%との報告がありました。傷口は乾き、新しい皮膚の層が傷口を覆い始めました。血圧は引き続き、正常レベル内に留まっており、2016年8月の報告の中では128/86でした。#1のレメディは再発防止のために、引き続き服用が継続され、CC21.1 Skin tonic が#3と#6に加わり完治をサポートしました。過去8か月対症療法の薬の服用はありませんでした。

夜尿症 11276...India

これまでずっと夜尿症を患っていた6歳の少年の件で、2015年11月9日に実践者に連絡が入り、過去5年間対症療法、アーユルヴェダ、ホメオパシーを試してきたものの効果がなかったことが伝えられました。少年はこのことでとても気を病んでおり、症状を持たない同じ兄弟と比較する両親の態度によっても事態が悪化していました。

以下のコンボが処方されました:
CC12.2 Child tonic + CC13.3 Incontinence + CC15.1 Mental & Emotional tonic…1日5回

1週間以内に、夜尿症は100%治り、少年と両親は歓びで一杯となりました。服用回数は、その後5週間かけて徐々に減らされ、2016年7月での再面談の際には、波動薬が無くても再発が見られないことが両親から伝えられました。

精神病 11576...India

大きな苦悩を抱えた父親が13歳の息子を実践者のもとに治療を求めて2016年1月に連れてきました。息子は過去7か月学校に行くのを拒み、また時折、無関心・怒り・権力への抵抗を示すこともありました。実践者に会う約10か月前に、一度そのような症状を示したことがありました。この時は、ちょうど父親の成功していた事業が頓挫して14か月後にあたりました。この頓挫は、父親のライバルによってなされた黒魔術によるものであると彼の家族は信じていました。この件については、聖職者によって癒し目的のためのコーランの吟唱を含む祈りを通じて成功裡に対処された、とされていました。少年も通学を再開しましたが、2か月も経たないうちに、再度、学校に行かなくなったのです。この時の聖職者の努力は助けとなりませんでした。少年は、その後、著名な病院の様々なカウンセラーや精神科医へと連れられましたが、彼にはそのようなことに関心はなく、協力を拒み、処方された対症療法の薬の服用もなされませんでした。

1月10日に以下のレメディが処方されました:
CC12.2 Child tonic + CC15.2 Psychiatric disorders + CC17.2 Cleansing + CC17.3 Brain & Memory tonic…1日3回

処方を受けたまさに翌日、少年は学校へ行く気持ちになっていました。何か月もお休みしていた学校に、再び少年が通うことができるようになって、家族の歓びはひとしおでしたが、数時間後に、実践者に電話が入り、少年がクラスに出ているのではなく、学校のカウンセラー室の外で待っていることが知らされました。実践者は、同じレメディを継続して服用するよう、家族に伝えました。翌日から、少年は100%の回復を見せ、幸せそうな笑顔も戻り、学校には定期的に通学するようになりました。2016年4月でレメディの服用は終了し、8月時点で、彼は普通の幸せそうな少年に戻り、学校も1日も休むことはなくなりました。

患者さんの父親からのコメント: 学識ある医師に加えて、聖職者へも、子供の問題解決について助けを求めました。学校の近くへはどこであっても行かせることはできませんでしたし、自宅での勉強すらもままならない状況でした。彼の振る舞いは時に恐ろしいほどでしたが、彼が完全に普通の状態に戻ったのは、神の恩寵と波動薬のおかげです。

実践者コメント: ペンドュラム(振り子)による診断では、いくつかの悪しき存在、呪い、黒魔術が少年の中に見られました。CC15.2 Psychiatric disorders が、このような悪環境には効果的なレメディであることがわかりました。

 
 

再生不良性貧血 11274...India

47歳女性が再生不良性貧血と診断され、2011年1月25日に実践者に連絡をしてきました。彼女はこの症状を7年間患っており、地域の癌センターで治療を受けていました。患者さんは痛みによって心身ともに困憊しており、1日に6錠の痛み止めを摂らなければなりませんでした。他の症状として、血尿と慢性の風邪もありました。膿の出ている傷で覆われている全身に耐えられないほどの痒みがあり、対症療法の薬を服用しましたが、全く効果がありませんでした。

以下のコンボが処方されました: 
#1. CC10.1 Emergencies…1日2回

患者さんは波動薬と併用して対症療法の薬の摂取も継続していました。その後、サイババが実践者の夢に現われ、CC21.11.も処方するようにとの指示を得ました。

2月25日、以下の処方が行われました:
#2. CC21.11 Wounds & Abrasions + #1…1日3回

1週間後、まだ厳しい痒みは続いていました。実践者は患者さんを慰め、元気づけ、サイババのご指示による#2のレメディを継続するよう助言しました。1か月以内に皮膚の癒しが始まりました。ここで再度、実践者はババからCC3.1 を上記のコンボに加えるように指示を受け、以下の処方を行いました:

#3. CC3.1 Heart tonic + #2…1日3回

この後、患者さんは急速に快方に向かいました。2011年4月24日、彼女は再生不良性貧血から完全に解放されました。癌センターで行われた診断結果をもとに、医師は、来院の必要がないことを確認しました。波動薬の服用回数は徐々に減らされ、その後終了しました。 

実践者コメント: 以前には、患者さんは厳しい健康状態のため外出を避けていましたが、2011年4月に初めて、家の外へと脚を運び、サイセンターでのバジャンに娘さんと共に参加し、スワミにアルティを捧げました。彼女は極めて幸せでいます。

 

実践者プロフィール 11958...India

 

実践者11958...インド,

はケララ健康サービスセンターの眼科医を退任し、現在は私立医科大学の教員を務めていますが、1962年以来のサイババの帰依者でもあります。彼女は「ソウルジャーン」でのアガルヴァル博士のインタビューを見て波動薬への関心を持つようになりました。もともと代替医療に興味があり、病気に対して様々な種類の処置をしたいという熱意を持ち合わせていた彼女にとって、サイ波動薬を学ぶ機会は自身のハートに直に共鳴するものでした。それに加えて、スワミがこのシステムを祝福されていること、スワミ御自身が癒し手であることを確認できたことも彼女の背中を押すものでした。彼女は2015年7月以来の波動薬実践者であり、ケララ州サティヤサイ孤児信託によって運営されているサイグラマンキャンパスの中で暮らしています。このキャンパスには、孤児院を含め、老人ホーム、学校、精神障碍者のための施設などがあり、彼女にとっては、多くの奉仕の領域が用意されています。救急のケアを含めた個人的な相談に加え、キャンパス内で行われる月次の定例医療キャンプを通じてサイグラマンの住民の全ての方々へのお世話を行っています。ローズウォーターに点眼のレメディを作成し、老人ホームの住民の方々に、定期的に処方しています。動物に対する処方では、良い結果を得ていますが、主に、牛の様々な怪我や出産後のケアの面で対応しています。スワミがサイの使命のために自らを選んで下さったことに感謝して活動する中、患者さんがいったん波動薬の治療下に入ると、それぞれの表情が輝いていることに彼女は気づきました。処方例の中ではアレルギーと関節炎の処方に大変良い成果が挙げられています。処方例の一つを彼女は真の奇跡としていますが、それは、病気の経過が思わしくない黄斑ジストロフィーと診断された症状が波動薬によって回復し、患者さんの視力が著しく改善したのでした。

実践者はまた、いわゆる「試験対策コンボ」(CC15.1 Mental & Emotional tonic + CC17.3 Brain & Memory tonic. CC4.1 Digestion tonic + CC12.2 Child tonicを服用した子供たちの学習能力や集中力が向上し、子供たちにとってもう一つのスーパーコンボであることに気づきました。

実践者の経験から、外用薬用にオイルを媒体にした波動薬のレメディが、経口のレメディと共に用いられる時、優れた結果を生み出すことがわかりました。彼女は、もう一人の実践者11276とチームを組み、アムリタアーナンダマイのアシュラムでの月次の医療キャンプも行っています。時間の経過とともに、活動は拡大を続け、毎月、約100名の患者さんのお世話をしています。

時には、通常の病院で伝統的な治療を求めて、彼女を訪ねる患者さんに波動薬を勧めることもあります。それは特に、対症療法での更なる治療が困難であるような場合です。

たったの1年で、彼女は多くの症状を治療してきました。その中には皮膚アレルギー、アレルギー性鼻炎、てんかん、視力喪失、関節炎、腎臓結石、皮脂嚢胞、手根管症候群、日光アレルギー、いぼ、にきび、多毛症などがあります。動物や植物の症例も数件あります。遠隔地の患者さんやその家族には郵送によってレメディを届けています。実践者は完全な帰依の思いと祈りと共に患者さんに応対する時、驚くような成果が生まれることを信じています。このような理解によって、彼女はより謙虚となりました。スワミの道具として、そして、全ての患者さんの中に神を見て、彼女は大いなる平安の内に波動薬の活動を行っています。

掲載処方例

実践者プロフィール 11993...India

実践者11993…インド, はケララ州政府の関税間接税省の官僚でしたが、豊かな経験と深い知識を併せ持つ実践者です。慈善家の心を持った彼は、12年間毎日、約200名の恵まれていない方々のためにトリヴァンドラムのお寺の境内で日中の食事のお世話を定期的に企画・運営していました。加えて、お寺のお祭りの際にも、貧困者の方々を集団でお迎えし食事のお世話をする活動にも定期的に参加しました。2001年、貧困にあえぐカサルゴッドへと移転し、3年後に、彼の母親は末期の腸癌で、2,3日の命、最長でも1週間と診断されました。彼は母親の願いを聞き入れ、自宅へと招き、レイキや自然療法などの代替療法を試しました。母親は3か月後に、愛する人に囲まれながら平安の内に息を引きとりました。

この体験から、実践者は、癌などの末期の症状に苦しむ人の癒しを手助けする強い願望を持つに至りました。彼は、自然療法、レイキ、パニック症状の癒し、指圧、スジョク(韓国鍼灸)、ヒマラヤ・チベットシンギングボウルを用いた音療法など、多くの代替療法の訓練を受けました。彼はまた、高名な学校から催眠療法やカウンセリング、精神・神経学の資格を得ています。

カサルゴッド地区は、殺虫剤エンドスルファンの空中散布によって生じた悲劇に見舞われていました。それにより、何百もの家庭の水源が汚染され、身体的にも精神的にも障碍を負った涙ぐましい子供たちの姿を見て、短時間の内に多くの人々のお世話をしたいと思いましたが、上記の治療法は複雑で時間がかかりました。そこで、彼はスワミに、より簡易な方法を求めて祈りました。すぐに彼のレイキマスターと波動薬実践者から波動薬の実効性についての話を聞くことができました。

この話に触れて、彼の心の奥底から訓練を受けたいとの衝動が湧き上ってきましたが、受講資格の要件に合致しませんでした。彼は決意を固め、スワミに祈り続けました。ある日の早朝、3時頃、天使と聖賢に囲まれているサイババの夢を見ました。現実のような夢の中で、彼は長い列の後ろにいましたが、スワミは彼を近くに呼び寄せ祝福しました。翌朝、カサルゴッドサイセンターを通して、第1段階の波動薬コースの案内がもたらされ、夫妻ともども無事に修了しました。

この夫婦は他の実践者と共に協力して、部族地域に波動薬の治療を行っています。このチームは、乾癬のような皮膚疾患や、アレルギー、喘息、目の疾患、精神・身体の発達障碍、学習障碍、流産を含む多くの症例を扱っており、スワミの恩寵により奇跡的な治癒が多くの症例で報告されています。2013年以来、カサルゴッド病院の「苦痛緩和ユニット」からの紹介の患者さんを定期的にお世話をするようになり良い結果を残しています。レメディによる良い結果を認め、このユニットは末期症状の患者さんに波動薬を処方し始め大いなる成功を収めています。彼一人で1万人以上の患者さんをお世話し、優れた結果を出しています。

加えて、農業従事者、酪農・養鶏場経営者に対して、波動薬への意識を持ってもらうため、先駆者的な活動を行っています。南インド出身の有名な映画俳優の支持を得ながら、農業・畜産の分野での多くのプロジェクトを企画・運営しすぐれた結果を出しています。その中には、有機栽培作物や酪農製品、特に、矮性種の牛についての研究が含まれ、乳量の著しく増加という成果もありました。農業分野での波動薬による治療が次第に認知されるにつれて、カサラゴッドにあるインド政府機関、塊茎作物中央研究所の科学者の注目を得るようになり、また、農業の生産性が向上した結果、彼らは、ケララ州の他の地域の農場にも拡大していた実践者の活動に大変な関心を寄せるようになっています。畜産業では、農家の方々が波動薬を、足の疾患、乳房浮腫、下痢などの様々な病気に役立つことに気づいています。多くの獣医や畜産関係の役人の方々も波動薬を用いるようになりました。ある家禽農場主は、エンジニア単科大学の学部長で教授でもありますが、多くの成果を報告しています。彼は、飼っていた鳥が大量死してしまった後に、波動薬を使い始め、定期的な波動薬の服用によって、産卵が改善された旨の報告がありました。カサルゴッドに加えて、近隣の2地域においても、最近、波動薬の活動を開始しました。彼はまた、定期的に学校、孤児院、老人ホームでの奉仕活動も行っており、特に、黒魔術や悪言などの領域で奇跡的な成果を収めています。揉め事のある家庭内で、「平安」のレメディを噴霧したところ、しばしば、その問題が解決されました。

波動薬の可能性が無限であることを感じて、彼はこの「平安の使徒」をより大きなスケールで用い、カサルゴッドの共同体内での緊張や、紛争、暴動などのある地域での活動を計画しています。

彼によれば、無限の信、限りない柔軟性と創造性が前進へのキーワードであるとのことです。神の御手の中での献身的な道具となり、純粋な帰依の心を持って、見るもの全ての中にある神に奉仕することが、この実践者にとっては極めて重要なこととなっています。これによって完全な治癒がもたらされ、奇跡的な結果を生み出すと彼は信じています。私達の功績を決して考えることなく、唯一の癒やし手である神に全ての栄誉と信を捧げることでより多くの恩寵への扉が開かれます。実践者はとりわけ、このサイ波動薬の奉仕活動において、最愛のババにお仕えする機会を戴くという祝福を得ています。

「この奉仕を私の全人生で行うことによっても、スワミへの無限の感謝を表すのには十分ではありません。」と彼は述べています。

掲載処方例

  • 乳癌
  • 胃腸、肝臓癌
  • 腎不全
  • 腎臓結石
  • 乾癬

実践者プロフィール 11276...India

実践者 11276…インドは、トリヴァンドラムにある先進的なITトレーニング会社の一つであるNIITセンターの所長を務めていますが、20年前にサイババの御足にお参りし、2010年以来、波動薬の活動を行っています

以前、この実践者は病気や対症療法について学ぶことには関心がありませんでした。彼女自身の言葉として、「石を見事な彫像へと彫る職人」のように、スワミは徐々に様々な体験を通して現在の彼女へと変容させていきました。彼女は以前、レイキとサイ・サンジーヴィニヒーリングに携わっていました。後、2006年、彼女は友人を通して波動薬を紹介され、2010年までは、養成講座はケララでは行われずにいたものの、第一レベルのトレーニングプログラムに参加する機会を得ました。翌年、次のレベルのトレーニングを修了し、波動薬実践者となりました。それ以来、スワミの御手の中の道具となり、奉仕に没頭しています。活動当初は、テキストの中の規則に従う機械的な作業の感がありましたが、時間が経つにつれ、より自信がつき内なる声を聞くことによってより直感的になっていきました。このことは、彼女の実践活動の中の治癒の比率にも如実に現われています。神の御手の中での道具として働いている時、そのこと自体がエゴの感覚を減らしてくれる、と彼女は感じています。患者さんの症状が改善するのを見ると、神の祝福が注がれているものと感謝しています。近隣の地区での奇跡的な癒しに接することで、彼女自身の中に前向きな思いが湧き上り、セヴァを行う上でより多くの力を授けられており、このセヴァの実践のおかげで、より霊的志向になったと感じています。過去1年の間に、実践者11958と共に毎月3回の医療キャンプを行う機会に恵まれ、学びと経験を分かち合う場が授けられました。近隣及び遠隔地から、治療を求めて来られる個人の患者さんもいます。植物や動物のお世話に加えて、そのような機会は特別な歓びを与えてくれます。実践者が奇跡と考えている素晴らしい事例をここでご紹介します。彼女自身はこのことを偶然とは考えていませんが、第1回目の医療キャンプは世界糖尿病デイにたまたま当っていました。100名近くの糖尿病患者さんが治療の相談のため待っていましたが、その際、手の平に持っていた糖尿病CC6.3のボトルが破裂してしまったのです。彼女はすぐさま、レメディ原液数滴を大きな容器に入れ替えることができました。この出来事は神の介入であり、かつてないほどに、大幅に増加した糖尿病患者さんに対応するためであると、彼女は理解しました。そして、ありがたいことに、患者さんたちは皆、回復の途上にあります。やがて、彼女は伝統的治療法も取り入れるようになりました。例えば、波動薬での治療と並行して、ニームの葉・ターメリック・トュルシを煎じた沸騰水を使って、静脈瘤潰瘍を洗浄することで、より良い結果が表れています。手作りの一番搾りのココナッツオイルに波動薬を添加した皮膚用の外用薬もまた、優れた効能を示しています。彼女自身、神の御手の中の単なる道具であり、自身のために全ての計画が描かれていると感じています。全ての実践者は壮大な計画の一部としてスワミによって見守られており、そのためのカギとなるのは、全託であると確信しています。

 

掲載された処方例

·         高血圧、静脈瘤

·         夜尿症

質疑応答コーナー

1. 質問: レメディを服用する際、なぜ、多くの水を飲むことが重要なのですか?

回答:患者さんは、1日に、2~3Lの水を飲むことが勧められます。肉体レベルでは、波動薬レメディは体内の器官・組織から毒素を引き出し、それらの毒素は血液中に流入するため、水によってその排出が促されます。十分な量の水を飲むことは、癒しのプロセスの加速を助けます。水はまた、身体の新陳代謝を維持・促進する中で、栄養素をも運搬する媒体となります。体内の水分が足りない状態であれば、身体機能が衰えてしまうため、医療調査によれば、たった1.5%の水分不足によっても、体温の変化、やる気の喪失、気分の落ち込み、集中力の低下、より頻繁に起こる頭痛、不安感、疲労感、一時的な記憶喪失が生じる可能性があることがわかっています。便秘・癌・胆石など、水分の摂取によって症状が好転するものがあること知っておくことは大切です。食前30分前に水を飲むことによりカロリーの摂取量を減らすことが可能で、特に御歳を召した方々には有用です。水を飲むことで食欲が減り、それによって糖尿病にも良い影響があります。

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2. 質問:飲料水の質を高めるために、波動薬をどのように用いることができますか?

   回答:構造水(浄水)がおそらく飲料用に入手できる最適なものであるかもしれません。この水の作り方についてはアシスタント波動薬実践者マニュアルの中に説明されています。しかしながら、飲料水を浄化するために、以下のコンボを加えることで水の活力を強化することができます:NM12 Combination-12 + SR360 VIBGYOR.コンボであれば CC12.1 Adult tonic を用いること。

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3. 質問:子供の火傷についてどのように対処したらいいでしょうか?

   回答:火傷の対処法については子供も大人も同じです。救急時の最善のレメディはSR346 Cantharis6Xのポーテンシーで頻繁に服用し、1Xのポーテンシーで水を媒体にして継続的な局所外用薬として用います。カンタリスのクリーム(ホメオパシーのお店で入手可能です)を台所に常備しておき、火傷を負った際にすぐに処置できるようにしておくことをお勧めします。

もし、上記のレメディやクリームが入手できないようであれば、患部をまず冷やすことが必要となります。それによって皮膚の温度を下げ、症状が悪化するのを防ぐことができます。冷たい水道水で洗い流すか、冷たい水の容器の中に患部を沈めて冷やすと良いでしょう。後者の場合には、水の冷たさを維持するために、頻繁に水を取り換えて下さい。痛みは、火傷の程度にもよりますが、15分から30分で退くでしょう。氷や氷水は、火傷の皮膚組織を痛めてしまうので使わないようにし、また水泡を破らないようにしてください。

以下のレメディを用います:             

CC10.1 Emergencies + CC15.1 Mental & Emotional tonic + CC18.5 Neuralgia + CC20.1 SMJ tonic + CC21.1 Skin tonic + CC21.4 Stings & Bites + CC21.11 Wounds & Abrasions…1日6回

日本人の実践者の中には、患部にスプレーや軽い湿布のため、最も効果的な癒しの成分を含む素材の一つである、ビワの葉からの抽出液(マザーティンクチャー)を用いています。

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4. 質問: アシスタント・シニア波動薬実践者マニュアルには、人工的に栽培された果物や野菜に残留する化学肥料・農薬・殺虫剤を塩と酢を用いて取り除くことが可能と、書かれていますが、波動薬によっても同様の効果を得ることができますか?

   回答:酢と塩を水に溶かした中に野菜と果物を漬けることは、上記の浄化を行う良い方法です。しかしながら、この方法は、以下のコンボを加えることで各段にその効能を上げることが可能です:

 NM45 Atomic Radiation + NM46 Allergy-2 + SM1 Removal of Entities + SR324 X-ray (108CCではCC17.2 Cleansing).

上記の方法で処理した際には、野菜と果物が本来持つ自然の味覚に驚くことでしょう。夏には、水に氷を入れると更に良くなります。注意すべきことは、お米とアボガドの場合には酢を入れないことです。

 

5. 質問:膝の関節の老齢化に伴う慢性の痛みを患っている多くのお年よりのお世話をしています。波動薬では効き目がないケースもありますが、なにか他にできることはありますか?

   回答:極めてよく見られるこの症状の主な原因は、骨と骨の間のクッション(軟骨)がすり減ってしまい、その結果、変形性関節症が生じてしまうことです。処方されるコンボは次のもので間違いありません: CC20.2 SMJ pain + CC20.3 Arthritis + CC20.4 Muscles & Supportive tissue.

一方、上記のコンボの粒での服用に加え、ひまし油、ピーナッツ油、ブラッククミンオイルの混合したものに上記のコンボの波動を転写し、痛みのある部位に用いてマッサージを行うと良いでしょう。できれば暑いお風呂に入ったあとがお勧めです。これにより、必要とされる緩和の多くがもたらされるでしょう。もし、必要であれば、圧定布(パップ)してもよいでしょう。閉経の状態である女性は、エストロゲン(ホルモン)の分泌が減るため、SR513 Oestrogen (CC8.1にも含まれています)を上記のコンボに加えるとよいでしょう。

掲題の患者さんにとっては、健全な体重を維持することが非常に重要です。というのは過度な体重は全ての関節、特に膝に負担をかけるからです。新たな研究によれば、肥満もしくは関節炎を患っている人にとって、1ポンド体重が増えると、4ポンドの負担が膝にかかることがわかっています。階段を上り下りする際には、膝にかかる負担はその8倍にもなりえます。

それゆえ、体重を減らすことが膝の負担を著しく減らすことになり、これにより、膝痛が経るばかりでなく、膝の摩耗や亀裂を減らすことにもなります。

膝痛に対処するには、定期的な運動も重要な要素です。関節炎を患っている方々は運動による痛みを恐れて運動を避けがちであるかもしれません。しかしながら、水泳や自転車、散歩など、膝に負担のない軽めの運動であれば、膝の可動性と力を高めることが可能です。軽めのウエイトを用いてのトレーニングにより関節周りの筋肉(大腿四頭筋)を強化することでも効果が期待されます。

マスターヒーラーからの聖なる御言葉

「奉仕を行う際のあなたの能力についてエゴを膨らませてはなりません。謙虚でありなさい。そして、奉仕を行う機会を与えて下さったのは神であると思いなさい。同朋に対して行うことは何であれ、あなたの想いは、あなた自身に対して奉仕をしているというものでなければなりません。あなたが今日行なった奉仕はあなたに将来返ってくるのです。

-サティヤサイババ, 「人への奉仕は神への奉仕である」ブリンダバンの夏の慈雨1973

http://www.sssbpt.info/summershowers/ss1973/ss1973-08.pdf

 

悪い想念は病気を引き起こします。不安・怖れ・緊張もまたその要因となります。これらは、貪欲、すなわち、より多くの所有、権力、名声を求めることの結果です。貪欲は悲しみと絶望へと至ります。満足は、霊的視野を持つことによってのみ得られるものです。世俗的な品々に対する欲望は放棄されなければなりません。「私の仕事」と「神へ捧げる仕事」を区別すべきではありません。全ての仕事が礼拝であるべきです。報酬がどのようなものであれ、それは神からの贈り物です。それは私達にとって、永続的な恩恵となるものです。もし、このような態度が培われるのなら、痛みや苦しみは私達を鍛え上げ、神性への気づきを助けてくれることにもなり得ます。

…サティヤサイババ, 「健康と善」1981年9月30日

http://www.sssbpt.info/ssspeaks/volume15/sss15-21.pdf

お知らせ

ワークショップ予定

 v  フランス、 ヴィエンヌ:リフレッシャー・気づきセミナー、2016年9月11日 

ダニエル:[email protected]  

❖ 米国、ウエストヴァージニア、シェパーズタウン : シニア波動薬実践者ワークショップ、2016年9月16-18, 連絡先:Susan  t[email protected]

❖  英国、オックスフォード:シニア波動薬実践者ワークショップ、2016年1079, 連絡先 Jeram  [email protected] 、電話020-8551 3979

❖  v   英国、 リヴァプール : アシスタント波動薬実践者ワークショップ2016年102425, 連絡先 Hem  [email protected]

  インド、プッタパルティ : アシスタント波動薬実践者ワークショップ、2016年11月17-20, 連絡先: Hem  [email protected]

❖ ポーランド、ヴロツワフ: 全国リフレッシャーセミナー 2017年3月25-27日、連絡先:Dariusz [email protected]

 

追記

B遠隔治療ネットワークが始まりました

過去数年の間、米国、カナダのコーディネーター01339は、患者さんを多く抱えることのない、あまり活発でない古くからの実践者の活動を促してこられました。彼らは、何年も前にサイラムヒーリングマシン(SRHVP)を授けられていました。2016年2月、このコーディネーターがプラシャンティ・ニラヤムのダルシャンホールに座っていた時、突然、ある想いが湧き上ってきました。それは、これらのシニアの実践者と、極めて遠隔の地にいるあるいは入院している症状の重い患者さんを抱えるジュニアの実践者を組み合わせてまとめていく、というものでした。これまで、そのような患者さんを治療する方法は、郵送でレメディを送ることが唯一の手段であり、それができない場合には、そのような患者さんは取り残されてしまうことになっていました。上記の想いがスワミから来たことを認識した彼女は、波動薬の拡大のための大いなる潜在性にすぐさま気づいたのです。このようにして、サイラムヒーリングマシーンを持つ実践者は(ジュニアの実践者によって紹介され、直接的に郵送でも届けられないような)患者さんに遠隔によってレメディの波動を送るという新たなる奉仕の道を授けられることになります。この新たなるプロジェクトを円滑に実行していくために、あるシニアの実践者02877…米国がネットワークマネージャーとして任命されました。2016年7月19日、グルプルーニマの吉祥の日に、遠隔療法ネットワークが16名の(マシーンを備えた)ボランティアを擁して発足しました。このマネージャーの主な役割は患者さんを抱えるジュニア実践者を、手の空いているシニア実践者につなぎ、治療の進行状況を把握することです。すなわち次のような手順で行われます:ジュニア実践者は患者さんの「本人の代わりとなるもの」すなわち全身の写っている写真、あるいは、もし妥当であれば髪毛一束などを入手します。マネージャーに相談した後、それをシニアの実践者に、患者さんの病歴と現状についての情報と共に送ります。シニア実践者は写真を高品質の写真用紙に適切なサイズで印刷し患者さんのための適切なレメディ処方を用意し、マシーンのサンプルの溝に置き200cのポーテンシーでセットします。「本人の代わりとなるもの」を「レメディ」の溝に置き、心からの祈りと共に遠隔波動療法を開始します。ジュニア実践者は患者さん、もしくはその家族に、2,3日毎に連絡を取り、患者さんの状況を把握し、遠隔療法を行っているシニア実践者にその情報を伝えます。もたらされた情報に基づいて、シニア実践者は、レメディの内容を調整していきます。

この新たな試みの最初の1か月で、14名の患者さんのお世話ができました。非公式でかつまだ判断するには早い時期ではありますが、これまでのところ、良い結果が出ています。このアイデアを与えて下さったこと、そしてより多くの患者さんに奉仕する遠隔療法の機会を授けていただいたことを、サイに感謝いたします。