サイ波動薬通信

" 病める人、打ちしおれた人、落胆した人、疾患に苦しむ人がいれば、まさにそこにあなたの奉仕の場があります " Sri Sathya Sai Baba
Hands Reaching Out

Vol 7 号 3
May/June 2016
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アガルヴァル博士の研究デスクより

実践者のみなさま

前号の3月・4月の波動薬通信での更なる奉仕のお願いに対して、心温まる圧倒的な申し出があったことをご報告できることを大変うれしく思います。特に、インド、英国、米国からの実践者から密度の濃い管理運営の活動への奉仕の申し出をいただきました。この場をお借りしまして、経験を積まれた方々が新たに管理部門の奉仕活動に参加戴けることに心からの感謝を申し上げます。私たち実践者のコミュニティが力強く拡大し続け、波動薬に対する認知度が世界的にますます増大しつつある中、管理・運営の役割を担う実践者がより一層必要となると予想しています。もし、上述の奉仕活動に対してもっと詳しくお知りになりたい実践者の方はどなたでも[email protected].までご連絡くださるようお願いいたします。みなさんからの協力の力を最大限に結集させていただくことを視野に入れ、以下の新たなプログラムを世界的に開始いたしました:

  • 全ての実践者に、必要とされる動機づけと活動への奨励を分かち合うために、毎週・毎月の頻度での会合を実際の集まり、もしくはインターネット上(スカイプ等のビデオ会議など)で開始します。
  • インド、英国、米国では、実践者グループがお互いの処方例や質問について話し合うために、週・月ベースでの会合を既に組んでいます。これらの地域のチームは、必要とされる問題解決策についてメンバー間でのサポートを行い、研究や調査も行います。特に、新たに訓練を受けた実践者にとって経験豊かなシニア実践者との交流を密にとることが必要となるため、こうした活動は大変有益となるでしょう。
  • 2番目の新たなプログラムは、米国とカナダのコーディネーター1339によって始められた、波動薬遠隔療法ネットワークです。サイラムヒーリングマシーンを持つ実践者がアシスタント波動薬実践者及び実践者と協力し合い、入院している方や、意識不明の方、厳しい容態にある方、遠方にお住まいの方に対して遠隔療法を実施するというものです。本ネットワークの会合を実施する際のガイドラインの制定、遠隔療法実施手続きの枠組み、療法による症状の経過についての準備が既に進められています。このプログラムから多くの興味深い、また大変役立つ洞察が得られるものと確信しています。

現在というこの時は、波動薬にとって飛躍の時期であり、現在発展しつつある活動をここにご報告いたします。上記の新たなプロジェクトについては近い将来、その進行状況について通信の中でお知らせすることを楽しみにしています。愛の神が私達を永遠に導いて下さることを真摯にお祈りいたします。

みなさま全員に光と愛が届けられますように

サイへの愛に溢れた奉仕の中で

アガルヴァル・ジット・K

白血病 10728...India

21歳医学生が胃酸過多・不眠・激しい虚弱・体重減少を患っていましたが、原因は不明でした。病院での血液検査によって、彼女は第4ステージの白血病であることが判明しました。ヘモグロビンと血小板の数値は大変低く、医師は暗澹とした診断を下し、生存への望みは期待されませんでした。急遽呼び戻されたロンドンで勉強中の彼女の兄ですら、妹の死期が近いと思っていました。彼女は入院先のベッドから出ることもできず、彼女の父親は波動薬実践者に連絡を取ることを決心しました。2014年11月13日、以下の処方が行われました:

白血病:
#1. CC2.1 Cancers - all +  CC2.2 Cancer pain + CC2.3 Tumours & Growths + CC3.1 Heart tonic + CC3.2 Bleeding disorders + CC10.1 Emergencies + CC15.1 Mental & Emotional tonic...1日4回

胃酸過多、虚弱:
#2.  CC4.10 Indigestion + CC12.1 Adult tonic + CC15.1 Mental & Emotional tonic...1日4回

不眠:
#3. CC15.6 Sleep disorders + CC18.1 Brain disabilities...就寝前30分及び就寝の直前

11月30日、父親によって、患者さんの痔ろうの発症が伝えられたため、以下のコンボが処方されました:
痔ろう:
#4. CC4.4 Constipation + CC13.3 Incontinence...1日4回

痔ろうは1か月以内に完治し、#4の服用回数は徐々に減らされ不要としました。12月の寒い天候が始まる中、患者さんは呼吸障害を発症し、また食欲もなくなりました。12月9日、以下の2つのレメディが追加されました:

呼吸障害:
#5. CC9.2 Infections acute + CC19.2 Respiratory allergies + CC19.3 Chest infections chronic + CC19.6 Cough chronic...1日4回

食欲不振:
#6. CC4.2 Liver & Gallbladder tonic + CC4.6 Diarrhoea + CC4.10 Indigestion + CC12.1 Adult tonic + CC15.1 Mental & Emotional tonic...1日4回

1か月以内に、呼吸障害は治癒され、また、食欲も戻ってきたため、#5と#6の服用回数を徐々に減らしていきゼロとしました。2015年1月、患者さんは癌専門の病院に移され、そこで、化学療法と骨髄移植手術を受ける中、彼女は大変虚弱し、治療中には髪も抜けました。

しかしながら彼女は、#1・2・3の服用を継続し目覚ましい回復を示しました。髪は生え始め、4月に退院して故郷に戻ってきました。4月4日の検査では血小板とヘモグロビンの数値レベルの改善が見られ、睡眠についても正常なパターンが確立してきたため、#3の服用を止めました。以前受けられなかった大学の定期試験も受け、8月には授業にも出始め、医学の勉強を再開しました。9月17日に行われた検査では癌細胞は見られず、ヘモグロビンの数値を含めた全ての血液細胞の数値は正常に戻ったため、#1と#2の服用回数は1日2回としました。感謝の心で一杯の患者さんと両親は、サイセンターでの定期バジャン会にも参加し始め、12月30日には患者さんは両親と共にプッタパルティを訪れ新年のお祝いに参加し、現地で10日間のセヴァを行いました。2016年1月、#1と#2の服用は1週間に3回となりました。血液検査は毎月受けていますが、全ての結果はこれまで正常を示しています。2016年4月、彼女の髪は元通りとなり、健康体を完全に取り戻しました。波動薬の治療はそこで終わり、現在彼女は通常の生活を営んでいます。

 

月経過多,子宮筋腫 10728...India

48歳女性が重度の月経過多を過去6か月間患い、2013年6月に実践者に連絡をとりました。6月中、凝血を含み痛みも伴う激しい出血が止まらず、検査の結果、子宮筋腫が見つかり、医師から子宮摘出手術を勧められました。しかしながら、彼女は手術を受けることを選択せず、波動薬による治療を求めました。彼女は外出・移動ができなかったため、彼女の夫が最初の面談のため訪れ、以下のレメディが処方されました:

#1. CC10.1 Emergencies. The husband was instructed to put a single dose、夫が自宅に戻ってすぐに

#2. CC8.4 Ovaries & Uterus + CC8.6 Menopause...1日4回

#3. CC20.6 Osteoporosis...1日4回

#3の処方は、骨粗鬆症が直接、閉経と関連しているために行われました。2か月間の服用の後、月経は止まりました。MRIの画像では子宮筋腫は見られず、手術の必要はないと、医師は告げました。彼女は健康で、身体は軽く、熱心にセヴァを再開し、満たされた生活を送っています。

不妊症 10728...India

結婚後8年経ても子供のいない夫婦が、2014年3月14日に不妊症の治療を求めて実践者に連絡をしてきました。女性は34歳、健康状態は良好で、結婚後すぐに受胎したのですが、残念なことに流産となってしまい、その後、妊娠することはありませんでした。夫の家族が、問題が彼女にあると感じていたため、彼女はストレスを感じていましたが、医療検査によって、彼女には何ら問題がないことがわかり、そして夫の精子の数が非常に少ないことが判明しました。彼はまた、糖尿病も患い、対症療法の薬で対応していました。処方されたコンボは以下の通りです:

:
#1. CC8.4 Ovaries & Uterus + CC12.1 Adult tonic + CC15.1 Mental & Emotional tonic...1日4回

:
#2. CC12.1 Adult tonic + CC14.3 Male infertility + CC15.1 Mental & Emotional tonic...1日4回

2015年1月15日、検査の結果、妊娠46日ということがわかりました。2人は大変喜び、#1と#2の服用は不要となりました。妻には下記のコンボがされました:

妊娠とつわり:
#3. CC8.2 Pregnancy tonic + CC8.9 Morning sickness + CC15.1 Mental & Emotional tonic...1日4回
 

妊娠は何らの問題なく、順調に経過しました。2015年8月27日、大変な朗報として、元気な女の子が通常出産で誕生しました。#3は不要となり、母子ともに健康で、夫婦は、このサイ波動薬を通じて受け取った素晴らしい祝福にとても感謝しています。

しらみの感染 11573...India

13歳と9歳の2人の姉妹が過去6か月間、頭部にしらみの感染を患っており、2015年6月5日に実践者に連絡をしました。医薬部外品のシャンプーを含め様々なレメディを試しましたが、残念なことにどれも効果はありませんでした。以下の処方が行われました:

CC11.2 Hair problems + CC12.2 Child tonic…1日3回

最初の2週間で著しい改善が見られ、3週目の終わりには、双方の姉妹ともに症状は完治しましたが、その後も1週間服用を継続しました、2016年4月現在シラミの感染は見られていません。

糖尿病による湿疹 03516...Canada

66歳男性が糖尿病による湿疹を背中と腕の両脇に3年間患っており、2015年1月15日に実践者に相談しました。発疹は赤く、膿を含むものが多く見られ、以前には、対症療法の医師は様々なクリームと抗生物質のローションを処方していましたが、湿疹は数週間で治癒されたように見えながらも、再度、別の身体の部位に現れるのでした。痒みと痛みで患者さんは大変不快な思いをしていたところ、実践者から波動薬のことを知らされ、それがスワミから祝福された癒しのシステムであることから、すぐに処方してもらうことを決めました。糖尿病はメトフォルミンの軽度の服用で抑えられていましたが、その時点で他の経口及び湿布の薬の服用はありませんでした。以下の処方が行われました:

CC12.1 Adult tonic + CC14.1 Male tonic + CC21.3 Skin allergies + CC21.6 Eczema...1日3回

経口でのレメディの服用に加えて、患者さんは、200mlのエキストラヴァージンオイルに5粒のレメディを溶かして、患部に毎日湿布するよう指示を受けました。1週間後、痒みの緩和が見られ、1か月後、痒みは90%減、湿疹に覆われている部位は30%減りました。2か月後、痒みは完全に無くなり、湿疹は50%治癒されました。3か月後、ほとんどの湿疹は乾燥し、全体として90%の改善となりました。治癒の過程で、湿疹が徐々に消えていくにつれて、痛みもまたそれに比例して無くなっていきました。4か月たった2015年5月に湿疹は完全に無くなり、経口からのレメディの服用は1日1回となりました。その後、オリーブオイルでの湿布も不要となり、2016年3月現在、湿疹の再発は見られず、1日1回の服用が続けられています。

足首の骨折 11520...India

実践者の夫である、53歳男性が、2015年9月28日に転倒し、左足首の骨折と靭帯を3カ所損傷しました。痛みは耐えがたく、足はスリッパが履けないほど晴れ上がりました。

過去5年間で、患者さんは原因不明の血流不良による、股関節大腿骨の可動性の具合が悪く、病んでいました。波動薬による治療のおかげで、彼は平坦な場所は一人で歩けるようになり、日々の仕事もこなせるようになっていましたが、足首の骨折の後、厳しい痛みのため、日々の活動を行うのが大変困難であることに気づきました。痛みは夕方から夜にかけてひどくなり、医師は、8週間ギブスをはめるよう勧めましたが、彼は拒否しました。可動性が低くなることで大腿部の関節の癒着が悪化すると信じていたのです。医師は痛み止めとカルシウム錠剤の服用、そして患部への冷湿布を勧めました。患者さんは痛み止めの服用も湿布も断わりました。数日間、冷湿布を行いましたが、寒冷の気候のため、それを中止しベッドで休んでいました。処方されたコンボは以下の通りです:

NM7 CB7 + NM67 Calcium + SM28 Injury + SR280 Calc Carb + SR295 Hypericum + SR311 Rhus Tax + SR353 Ledum + SR398 Nat Carb + SR550 Gnaphalium + SR574 Tendonitis + SR503 Ligament + CC10.1 Emergencies…1日6回

8日以内に、痛みと足首の腫れは45%改善され、日々の活動も、助けを借りながらもこなせるようになりました。服用回数は1日4回となりました。15日後、腫れは完全に治まり、痛みも65%改善されました。足首は見た目にも元の状態に回復し、日々の活動もまた自分一人で行えるようになりました。この時点で、服用回数は1日3回としました。

22日後の10月22日、100%の治癒となり、痛みや腫れの痕跡もなく、元の状態へと回復しました。服用回数は、1週間、1日2回とし、翌週には1日1回、その後は1週間に1回となりました。2015年11月14日に服用は不要となりましたが、大腿部の関節の癒着の波動薬の服用は続きました。

編集者付記:: SR280 Calc Carb は軟骨の腫れ、SR295 Hypericumは神経の損傷、SR311 Rhus Tax は靭帯の痛み、SR353 Ledumは足首の腫れ、SR398 Nat carb は足首の虚弱SR550 Gnaphalium は足首の関節、SR574 Tendonitis は痛みを伴う炎症

                             After treatment

 

 


Before treatment

 

 

 

ベル麻痺 03529...UAE

2015年9月20日、実践者は偶然にも34歳男性の同僚に出くわしましたが、彼の表情が変わっていることに気が付きました。彼からの説明は、ウイルスの感染によるベル麻痺を患い過去2週間仕事を休んでいるというものでした。顔の表情のゆがみに気づいた彼はすぐさま病院に駆け込み、医師によってコルチコステロイドを1週間処方されたのですが、この薬の効果はあまりなく、顎の周りに痛みと不快感そして言語障害が伴い、まばたきが多くなり、飲食にも困難をきたしていました。そこで、医師は、1週間、薬の服用を中止し、理学療法を始めるよう勧めました。実践者が彼に会った時は、薬の服用はありませんでしたが、彼は波動薬の処方に喜んで同意し、翌日から以下のレメディを服用し始めました。

CC9.2 Infections acute + CC10.1 Emergencies + CC12.1 Adult tonic + CC15.1 Mental & Emotional tonic + CC17.3 Brain & Memory tonic + CC18.1 Brain disabilities + CC18.4 Paralysis…1日6回

7日後、患者さんからは全体として50%、言語障害は70%、まばたき及び飲食の困難は50%、それぞれ改善されたとの報告がありました。顎の痛みは50%改善され、触った時にだけ痛みが感じられるようになりました。処方された服用回数は、1日6回であったにも拘わらず、実際には、1日4回だけしか服用していないことが患者さんから伝えられました。その後の3週間で、症状の改善は、全ての症状で80%から90%となり、このような急激な回復を体験した患者さんは、理学療法を受けず、医師にも会いにいかないことを決め、波動薬の服用を継続しています。

11月2日までの2週間で、100%の治癒となりました。話すこと、食べること、そしてまばたきの状態は正常となり、顎の痛みは無くなりました。服用回数は1日1回となり、2015年11月の終わりまで服用は続けられました。2016年3月現在、彼は健康な状態を保っています。

慢性膝関節痛 02899...UK

関節の痛みを患っていた58歳男性が、2014年5月2日に実践者を訪れました。約11年前、患者さんは背中下部に痛みを抱えていましたが、レイキによって治癒されました。しかしその後3年間、ほんの短い距離を歩いただけでも両膝に痛みを感じるようになり、関節炎の初期の段階ではないかと思っていました。数年前には、膝の関節痛を和らげるものとして右膝から良性の腫瘍を取り除いたこともありました。彼の担当医は、一時的な痛みの緩和のため、プラセタモルやイブプロフェンといいた市販の薬を摂取することを勧めました。

014年5月9日、以下の処方が行われました:

CC12.1 Adult tonic + CC15.1 Mental & Emotional tonic + CC20.2 SMJ pain + CC20.3 Arthritis...1日3回

好転反応の可能性を知らされていた患者さんは、服用し始めて2日間、穏やかな下痢を体験したことを服用後10日後に報告しました。短距離の歩行の後の膝の痛みは25%減り、より気力が充実してくるのを彼は感じていました。1か月後、膝の痛みは75%もの著しい改善が見られたとの報告があり、長い距離を歩いた後でも痛みを感じなくなりました。更に4か月後、痛みは100%無くなりました。患者さんはその後の2か月間、1日3回での服用を継続し、2015年1月から、徐々に回数を減らしていくことにしました。まず、最初の2か月間は1日2回、その後の2か月間は1日1回、その後の6か月間は1週間に1回とし、この間、患者さんは膝に少しも痛みを感じることなかったため、2015年10月に、服用は不要となりました。彼は波動薬の服用を開始してからは、対症療法の薬は摂取しませんでした。2016年1月、極めて寒い天候の下、とても骨の折れる活動をした後に痛みを体験したために服用回数は元の1日1回に戻されました。レメディを服用すると痛みはなくなりました。この波動薬の治療に彼は大変喜んでいて2016年3月現在100%の健康を享受しています。

扁平苔癬(へんぺいたいせん) 03507...UK

62歳男性が、20年以上にわたって悩ましい皮膚の症状を患っていました。2015年11月15日に実践者を訪れた時点では、患者さんはその症状は乾癬であると思っていました。彼の手足は、皮膚組織の新旧の障害による傷で覆われていました。髪の生え際近くの額にも傷がありました。頭部もまたその影響を受け、おびただしい量のフケが髪や肩に付着していました。皮膚患部は痒みを伴い、彼は対症療法、アユールヴェーダ、ホメオパシーの治療を試しましたが、どれも効き目はなく、以下のコンボの処方がなされました:

乾癬:
#1. CC21.1 Skin tonic + CC21.2 Skin infections + CC21.3 Skin allergies + CC21.6 Eczema + CC21.10 Psoriasis, エキストラヴァージンオリーブオイル1リットルに2滴、皮膚患部に、1日3回湿布

#2. CC12.1 Adult tonic + CC15.1 Mental & Emotional tonic + #1…1日4回

1週間後、生々しかった患部の一部が剥がれてきましたが、特に夜、逆に痒みは増してきたため、眠りが妨げられました。患者さんは、オリーブオイルによる患部への湿布は午前中のみで夜は行わないよう、指示されました。3週間後、激しい痒みが続き、また、庭作業の後にも、腕、背中、足全体に赤い炎症の斑点が広がっていました。そこで、#1の湿布は中止し、皮膚科の専門医に相談するよう実践者より伝えられました。検査の結果、実際の症状は、乾癬ではなく、扁平苔癬(へんぺいたいせん)であることがわかりました。特定の植物や植物由来製品との接触によって、皮膚が過敏に反応していたのでした。過敏性反応が治まるまで、ステロイドクリームを湿布するよう医師に言われましたが、患者さんは、ステロイドクリームの使用を望まず、実践者の元へと戻りました。2016年1月10日、処方は以下のように代わりました:

扁平苔癬(へんぺいたいせん):
#3. CC21.1 Skin tonic + CC21.2 Skin infections + CC21.3 Skin allergies + CC21.6 Eczema, 香料を含まない保湿クリーム200gに2滴、患部に湿布、1日3回:6

#4. CC12.1 Adult tonic + CC15.1 Mental & Emotional tonic + #3…1日4回

週間後、痒みは完全に治まり、赤く腫れていた症状も完治し、残存している症状もまた治りかけている様子で、全体として60%の改善となりました。症状は、患者さんが夜遅くまでテレビを見てる時や、ストレスがある日などに時々、再発しました。実践者より早寝の習慣をするよう助言を受けた後、数週間後、両手の症状は完治しました。背中と足の広範囲にわたる症状は、爪で引っ掻いた、いくつかの小さな腫れを除いてほとんど治癒されました。患部を掻かないよう助言され、6週間後の2016年3月7日には、全体の症状が完治したとの報告が患者さんからありました。新たな皮膚炎の生成はなく、古いものは乾燥しました。喜ばしいことに、フケも完全に止まり、常に肩に見られた「白い塵」は見られなくなりました。患者さんは#4を2か月間続けるよう助言され、その後、服用回数は1日3回へと減りました。保湿剤の湿布についても継続するよう指示されました。

夜尿症 11422...India

2014年8月11日、11歳の少女の母親が、少女が幼少時より慢性的に夜尿症を患っていることの相談のため実践者を訪れました。その頻度は10歳から増え、毎日見られるようになった、とのことで、また、少女は睡眠中何らかの恐怖に襲われると話しました。両親は、医師にも相談することなく、また、少女にはいかなる治療も受けさせていませんでした。以下の処方が行われました:

#1. CC10.1 Emergencies + CC12.2 Child tonic + CC13.3 Incontinence + CC15.2 Psychiatric disorders…1日3回

3週間後、母親から、おねしょの回数が1日おきに減ったとの報告がありました。恐怖心の強度も50%減じました。#1の継続と共に以下の追加のレメディが処方されました:

#2. NM21 KBS…1日3回

1週間後、#2の最初の服用直後から、症状が無くなったとの報告が母親からありました。恐怖心の強度は75%減り、母親の安心のために、#1と#2の服用は3か月間、1日3回で継続されました。4か月後の2014年12月中旬、恐怖心は完全に無くなり、#1と#2の服用回数は、1か月間、1日1回となり、その後の1か月間、1週間に1回となりました。

2016年2月、母親からは、夜尿症の再発はなく、睡眠時の恐怖心も無くなった、との報告がありました。

実践者プロフィール 10728...India

カルナータカ州のマンガロール出身の 実践者10728インドは、人生を通して熱心なサイの帰依者であり、地域のサイセンターでの全ての奉仕活動に熱心に参加しています。かつてバルヴィカスの生徒であった彼女は、そのプログラムの価値を知っており、2004年にバルヴィカス教師となり、ムンバイのサティヤサイエデュケアのディプローマコースを修了しました。教師の訓練に加えて、マンガロール近辺の地元の学校で子供たちを教えており、また、幼稚園で45名以上の子供たちにも携わっています。どのような形のセヴァであってもそれは魂にとっての御馳走であると彼女は感じています。彼女がサイ波動薬について最初に聞き及んだのは、彼女の通うサイセンターへと送られてきたそのパンフレットと実践者養成セミナーの申込み用紙でした。セヴァに対する真摯な関心を持っていたため、波動薬実践者として訓練を受けることは彼女にとって自然な選択でした。彼女は2009年にこのトレーニングを修了し、その後すぐに、マンガロールのサイセンターで毎週木曜日にクリニックを開き、6500名の患者さんのお世話にあたり、そのほとんどが治癒に至っています。また、木曜日以外にも救急の患者さんをいつでも受け入れています。彼女はこの活動が大変実りあるものであることを認識しており、スワミが彼女を通して患者さんの苦悩を和らげていることを確信しています。スワミの道具であることに誇りを持ち、癒やし手は、スワミであって自分ではないことを認識しています。彼女は患者さんをサイセンターでお世話していますが、それは、スワミご自身がその場所を2度訪れ、極めて強力な波動に包まれていると感じているからです。スワミは2回の滞在中、御自身の椅子に座られて時間を過ごされました。最初のトレーニングを受けた時に学んだ教えは、7年間の奉仕活動の中で実践されています。彼女の学んだ最も重要な教えは「スワミと共に在るならば、何事も不可能なことはない」ということでした。患者さんからの絶え間ない感謝に圧倒され謙虚にならざるを得ない中、神を完全に信頼する時奇跡は起こる、というのが彼女の信念となりました。彼女はまた他の実践者と共に、ブリンダヴァン校とマンガロール周辺の村々の医療キャンプで活動を行っています。様々な癌や精神・神経障害、不妊、皮膚の諸問題、関節炎、動物や植物に関連する病気などの多岐に渡る処方例において彼女のコンボボックスが最大限に生かされました。

年間の波動薬の実践によって、彼女はより多くのスワミの仕事に携わりたいという渇望を覚えるようになりました。その恩恵は深遠な心の平安や深い満足感であり、そのため彼女は奉仕活動を神の仕事として考え優先して行っています。このことを心に留めて、彼女は自らの時間をセヴァに当てられるよう、いつも夫と子供に自立することを促しています。彼女の息子さんは、「ママは神様から選ばれて神の仕事をしているから、この仕事に専念しなければなりません」と述べています。

処方例

白血病・月経過多・子宮筋腫・不妊症

 

実践者プロフィール 01180...Bosnia

 

実践者01180…ボスニアは過去17年間、波動薬を実践してきており、日常よく見られる症状のみならず非常に複雑な慢性病の対処についても高度な経験を有しています。加えて、ホメオパシーにも明るく、多くの若いホメオパシー実践者に対し、ホメオパシーの上級講師でもあります。こうした背景をもとに、彼は、診断と処方の双方で直に様々な体験を積んできました。波動薬との最初の出会いは1999年でアガルヴァル博士夫妻による地元開催のワークショップに参加した時でした。すぐに、彼は波動薬との深いつながりを感じました。それ以来、波動薬を実践することが彼の宗教であり、情熱、そして人生そのものとなりました。そこにはセヴァに対するお手本のような姿勢が見られます。彼は、数年を日々の研究に捧げ、波動薬とホメオパシーに関してできる限りの知識を消化・蓄積しました。患者さんへの対処は波動薬のみで行われています。長年にわたる深遠な研究にも拘わらず、まだまだ、全てのレメディをよく理解していないと感じています。しかしながら、彼は神への全託の精神を持ち、非常にたくさんの患者さんをお迎えし続けていることに大いなる満足を感じています。知性面では、スワミによって講師としての役割を与えられていることで、必要な自信を得られていると信じています。

実践者は自身の波動薬における成功を2つの核となる原則のおかげとしています、それは、赦しと神の加護を求める祈りです。自身の生活の中で赦しを実践すること、そのことを患者さんに示すことは神との強いつながり(それはあたかも神とのホットラインのようなものですが)を築く上で非常に大きな助けとなったと信じています。

 

(以下、彼のコメント)

全ての出来事は一人ひとりのハートの中で起こっています。この真理の中では、沈黙の、メンタル階層でのコミュニケーションが人、組織、動物、そして自身の中に、神らしからぬ感情を抱かせるような出来事なども含め、全ての存在と繋がっています。まずは自らが一人ひとりに赦しを請い、そしてハートの中で彼らをあなたが赦します。その際、自身と他の人との間は無執着の状態とし、あなたが彼らを手放し、彼らにはあなたを手放してくれるようにしてもらいます。

患者さんがこの赦しの儀式を実践し始める時、彼らのオーラが変わるのがわかります。彼らの体験は素晴らしいものです。患者さんの中には、赦しを実践するとすぐに願いが叶い、形ある肯定的な出来事となり、不可能と思えていた状況が簡単に解決されるように見えるのです。患者さんのコメントの中には、「私は以前とは同じ人物ではありません。今、私はずっとそうでありたいと思っていた自分になりました」というものがあります。こうした心の状態が回復への道へと彼らを促します。

実践者に対して、彼は、奉仕活動を始める前に、神の光で包まれるよう、神に対しての沈黙の祈りを行うか、あるいは、フィリス・クリスタル氏のメソッドの「光のシリンダー」の中にいるように、瞑想の中で光の中にいることを視覚化することを勧めています。このことによって、健康や様々な問題を抱える患者さんに対応している間に実践者が影響を受けやすい否定的な波動から護られるようにするのです。この実践者は、青年期初期より深い霊性の学び手で、自分とは何かに気づく機敏さを持ち合わせていました。右手足の不可動を含めた幼少時の健康面での諸問題、倒産などの喪失の機会の体験などによって彼は神をとても近くに感じざるを得ない状況に追い込まれました。実際、スワミともインタビューを含むいくつかの個人的な出会いを持っています。数分間も続いた集中したパドナマスカールの中で、彼は宇宙との一体感というとてつもない体験をしています。彼の人生におけるスワミの遍在は、彼が波動薬を通してセヴァを行う上で、疲れを知らずに活動を行うのに大いなる励ましとなってきました。この実践者はこれまで4千人以上の患者さんをお世話し、多くの成功を収めています。その中には、心臓と血管の疾患、肝臓肥大や痛みなどの症状、不妊症や子宮頸部・骨盤・卵巣の炎症、頭痛・片頭痛、高血圧・低血圧、子供の行動障害、ストレス、集中力の欠如、学習障害、腎臓結石・腎臓炎、タバコ中毒・食物中毒、関節炎、膝・臀部関節疾患(置換手術を避けることが可能となった)、記憶喪失、脳への血流不足、骨の異常、骨粗しょう症、坐骨神経痛、皮膚疾患、湿疹、いぼ、ヘルペス、腺肥大、などを含む併発の症状も含まれています。彼はまた、術後のトラウマに悩む患者さん数名に対しても必要とされるサポートを行っています。特筆すべきことは、この実践者は、患者さんと医師が長期間にわたる対症療法に効果が見られず、全ての希望を持てないでいる数件のケースにおいて治癒の結果をもたらした、ということです。こうした顕著な治癒をもたらした背景には、彼の直観とホメオパシーに関する豊富な知識という2つの主な要素があります。もちろん、108のコンボについても同じことが言えます。

以下に、108のコンボを組み合わせて処方した数例の特別なケースを掲載します。それぞれのケースには、短い説明が付記されているものもあります。

1. 肺癌:CC2.1 Cancers – all + CC2.2 Cancer pain + CC3.2 Bleeding disorders + CC9.2 Infections acute + CC10.1 Emergencies + CC15.1 Mental & Emotional tonic + CC15.2 Psychiatric disorders + CC15.3 Addictions + CC17.2 Cleansing + CC19.1 Chest tonic + CC20.1 SMJ tonic + CC21.1 Skin tonic1日6回

患者さんは、肺癌手術を受けましたが、癌は再発してしまい、上記の4か月間の波動薬の服用で、肺癌は無くなりました。本人はタバコを止め、数年経過した今でも健康状態は良好です。

2. 前立腺癌:#1. CC2.1 Cancers – all + CC2.2 Cancer pain + CC3.1 Heart tonic + CC3.2 Bleeding disorders + CC4.2 Liver & Gallbladder tonic + CC6.3 Diabetes + CC9.2 Infections acute + CC9.3 Tropical diseases + CC9.4 Children’s diseases + CC10.1 Emergencies + CC13.2 Kidney & Bladder infections + CC14.1 Male tonic + CC14.2 Prostate + CC14.3 Male infertility + CC15.2 Psychiatric disorders + CC15.3 Addictions + CC15.6 Sleep disorders + CC17.2 Cleansing + CC18.3 Epilepsy + CC19.7 Throat chronic + CC20.4 Muscles & Supportive tissue + CC21.2 Skin infections + CC21.7 Fungus…1日6回1年間 (60歳を超えている男性疾患に関しては3年間)、#2. CC14.1 Male tonic…1日3回を2年間

3. 心臓疾患:CC3.1 Heart tonic + CC3.2 Bleeding disorders + CC3.4 Heart Emergencies + CC3.6 Pulse irregular + CC6.3 Diabetes + CC9.2 Infections acute + CC10.1 Emergencies + CC12.1 Adult tonic + CC15.2 Psychiatric disorders + CC15.3 Addictions + CC18.3 Epilepsy + CC19.1 Chest tonic + CC20.4 Muscles & Supportive tissue + CC21.2 Skin infections…1日6回 処方されている対症療法の薬と併用して

回復の途中で、対症療法の薬の服用1回分をSR543 Agaricus Mus 200Cに徐々に置き換える形で、対症療法の薬は減らされていき、全ての置換が行われるまで続きました。検査の結果、心臓の状態が良好であることが判明し、服用回数は1日3回となりました。2回目の検査でも引き続き良好であったため、CC3.1 Heart tonicは1日1回のペースでの服用となりました。

4. 胆石:CC4.2 Liver & Gallbladder tonic + CC4.7 Gallstones…2か月間、1日6回

80歳以上の患者さんの治癒例

5. 甲状腺腫瘍: #1. CC2.3 Tumours & Growths + CC3.2 Bleeding disorders + CC4.2 Liver & Gallbladder tonic + CC6.1 Hyperthyroid (or CC6.2 Hypothyroid) + CC6.3 Diabetes + CC9.2 Infections acute + CC13.1 Kidney & Bladder tonic + CC15.2 Psychiatric disorders + CC15.3 Addictions + CC19.1 Chest tonic + CC19.7 Throat chronic + CC20.4 Muscles & Supportive tissue + CC21.2 Skin infections + CC21.8 Herpes…1日6日

#2. SR268 Anacardium 30C1日3回

医師の診断による腫瘍の消滅の後も、服用は1か月間(1日3回)続けられました。同様のケースで、もし患者さんが対症療法の薬を摂取している時には、徐々に、その薬をSR543 Agaricus Mus 200Cに置き換えていき、対症療法の薬の摂取が終了するまで続けます。

実践者は、(肥大を続けていた)甲状腺腫瘍を10年以上患いホルモン療法を受けていた患者さんの応対をしました。上記のコンボの服用の後、腫瘍は完全に無くなり、患者さんは対症療法の治療を全て中止しました。元々、この患者さんは、この腫瘍に関して、全生涯を通じてホルモン療法が必要になるだろうと、医師から告げられていました。

6. インフルエンザ、風邪、高熱、炎症:CC9.2 Infections acute + CC9.3 Tropical diseases + CC9.4 Children’s diseases…頻繁に(10分・15分おき)

症状の改善の途上で、徐々に服用回数を1日6回から1日3回へと減らしていきます。更なる症状の緩和の際には、1日1回とし、この全体の期間は15日以上に亘って継続します。

高熱に関しては、熱が下がるまで5分から10分おきに服用しますが、実際の症例では、子供の高熱が下がるのに3時間かかったケースが一つだけあります。通常の他のケースではそれよりもずっと少ない時間で熱は下がっています。上記の組み合わせによって、大変良い結果が得られており、それは、医師が見放した犬や猫などの動物に対しても同様です。

7. Mouth blisters: CC11.5 Mouth infections + CC15.2 Psychiatric disorders + CC21.1 Skin tonic + CC21.11 Wound & Abrasions1日6回

毎年、春と秋に口の中と外に水疱を発症していた患者さんが上記のコンボの服用後、1週間だけで症状が無くなりました。バクテリアやウイルスによる再発防止のため、服用は更に2週間、1日3回で続けられました。

8. 神経質, 鬱、不安:

CC3.1 Heart tonic + CC4.2 Liver & Gallbladder tonic + CC6.3 Diabetes + CC12.1 Adult tonic + CC13.1 Kidney & Bladder tonic + CC15.2 Psychiatric disorders + CC15.3 Addictions + CC15.5 ADD & Autism + CC17.2 Cleansing + CC18.2 Alzheimer's disease + CC19.2 Respiratory allergies + CC20.1 SMJ tonic...1日6回、処方されている対症療法の薬と共に

患者さんの症状が落ち着いた時に、対症療法の薬を1回の服用毎に徐々にSR543 Agaricus Mus 200Cと置き換えるようにしました。この置換期間は少なくとも15日を超えるものとすべきです。実践者は50以上の症例で完治(ほとんどが17歳から65歳の年齢層)を経験しましたが、治癒までの期間は1週間から6か月で、患者さんは他の薬の併用はありませんでした。

実践者は、波動薬による処方に当って必要とされる3つの主な資質は、1.奉仕したいという強い熱意、2.高潔さ、3.知識です。これらの3つのうち、一つでも欠けたとしたらハートからの愛が広がることはないでしょう、この3つは全ての癒しの源なのです、と言います。

マスターヒーラーからの御言葉

調和のとれた個人として進化・発展していくためには、奉仕が重要な資質となります。理想的な奉仕活動には人に内在する利己心を取り除くという善なる資質があります。奉仕は愛と思いやりを促進します。奉仕によって人は世俗的な愛着という側面から離れ、神への道へと踏み出します。このような奉仕の在り方は神性についての意味をも説明しうるものです。すなわち奉仕は喜びと至福を人類全体に広げるのです。実際、奉仕は霊性の道へと進む第一歩なのです。

…サティヤサイババ、「人への奉仕は神への奉仕」ブリンヴァンの夏の慈雨1973年

http://www.sssbpt.info/summershowers/ss1973/ss1973-08.pdf

 「健康的な生活をどのようにしたら営めるのでしょうか? 私自身の健康についてお話しましょう。私は68歳で、信じられないことかもしれませんが、14歳からずっとこれまで、私の体重は108ポンドしかなく、一定していて変わることがありません。私の体重は109ポンドに上がることも、107ポンドに下がることもありません。このようなバランスと節度をいったん達成するならば、健全な人生・生活を送ることができます。私は食べすぎるということがほんの少しでもありません。億万長者であっても貧困者によっても、食事に招かれた際には、節制の規律を遵守します。68歳という年齢にも拘わらず、私の身体は完全に健康です。痛みはなく、心臓は巌のように健康です。私のように働くことのできる人はいません。私ほど働いている人はいないでしょう。私の健康の秘訣は節制した食生活にあります。食事・心・神という3者間の調和と密接なつながりを理解し実践しなければならないのはそのような理由からです。」

…サティヤサイババ、「アヴァターと帰依者」1994年11月23日ご講話

 http://www.sssbpt.info/ssspeaks/volume27/sss27-31.pdf

 

質疑応答コーナー

1. 質問:完治したように見えた慢性病が、いくつかのケースで、時間の経過とともに再発することがあるのですが、なぜでしょうか?

回答:この質問は、病気がいかに生じるかについて、また病気が、私達がそれを回避するために真の生活スタイルを回復する必要性に気づく機会を与えてくれるかを理解する上で、重要な質問です。病気は、それによって生じた痛みや不快に注目するよう要求する兆候です。それは、これまでの、生活スタイル、生活態度、食習慣、五感から入ってくる情報、運動、考え方などを変化・変容させなければならないという主要な物差しの役割を果たすことがあります。波動薬だけに完治を求めることは、長期的・持続的な解決ではありません。波動薬は全的な癒しの形式であるため、肉体・心・霊といったあらゆるレベルで、病気の根幹に目を見ける観点から患者さんに対応していくことが思慮深い治癒となります。患者さんの側で、必要な生活スタイルを確立するために意識的に努力してもらうことは、永久的な治癒をもたらす上で大切なこととなります。この観点から、実践者は、生活スタイルや日常生活の習慣の変容のための触媒として、お手本となりうる存在なのです。病気は、私達の日常生活の在り方の変容を促す、神からの恩寵として捉えることができます。

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2. 質問: 実践者が自分自身に対して処方したレメディが必ずしも効果を及ぼさないのはなぜでしょうか?

回答: 同一の症状で、自ら処方した波動薬が、患者さんには効果があって、自分自身には効果がないという場合、それにはいくつかの理由が考えられます。そのうちのいくつかは以下の通りです:

  • 実践者の側で、早く良くなりたいという期待と不安に執着し、全託の精神で処方・服用をしていないかもしれないこと。
  • 患者さんに対しては、処方前に、詳細で客観的な、症状に関する情報を把握する一方で、自分に対してはあまり無頓着で根本的な原因にいたるまでの包括的な洞察がなされていないかもしれないこと。
  • 患者さんは実践者を医師のように見なし、それゆえ、指示についても誠実に従う傾向があるのに対して、実践者は、規定された服用回数や服用の際の注意事項について完全には遵守していないかもしれないこと。
  • 真の癒しに対するカギは、前述の質問1にある通り、生活習慣の変容が必要であること

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3. 質問: 波動薬を信じていない患者さんにレメディを処方することはできますか?

回答:もし、患者さんが波動薬に信を置いていないのにも関わらず、実践者のもとに来て波動薬のレメディを求めてこられた場合であっても、私達は、常に愛を持ってレメディを処方すべきでしょう。しかしながら、一方で患者さんの側で、レメディを服用する意思がない場合、私達は、無理やりあるいは、説得してまで摂取させるべきではありません。自由意志は極めて重要で、尊重されるべきです。患者さんと実践者との間に信頼があり、実践者としてのあなたに信を置いているのである以上、患者さんとあなたの処方するレメディとの間には何らの障壁はありません。

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4. 質問:レメディの服用に関して、砂糖粒ではなく水を媒体とした方がより効果があるというのが私の体験ですが、もし、患者さんの側で砂糖粒の形での服用を好む場合、どのようにしたら良いでしょうか?

回答:新たな患者さんに対して行う最初の処方の際、水による服用で始めた場合(全てのケースでこの方法が望まれますが)の方が、砂糖粒で初めて水での服用に移行するよりも、より容易になることは間違いありません。既存の患者さんには、水による服用の大いなる効用についての気づきを促すことが可能です。水での服用を好まない既存の患者さんを無理強いすることは、患者さんの中で否定的な感情を抱えることになるため逆効果となります。

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5. 質問:浄化のレメディは10分おきに2時間、毎日服用してもよいでしょうか?

回答:いいえ、浄化のレメディは厳しい好転反応を引き起こす可能性があるため、規定通り、通常1日3回で行うのが最適です。

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6. 質問:サイラムヒーリングマシーンは否定的な波動を創り出すことがありますか?

回答:いいえ、そのようなことはありません。他の類似のマシーンについてはありえますが、スワミはインタビューの中で、サイラムヒーリングマシーンは神性の波動のみを生み出すと、確約されました。

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7. 質問:サイラムヒーリングマシーンのダイヤル部分は固定すべきでしょうか?

回答:決して固定してはなりません。それは必要でなく、移動中も不要です。

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8. 質問:患者さんの症状が知らず知らずの内に移ってしまうことがありますか?

回答: はい、それは十分ありうることです。実践者からは、実際にそうしたケースがあったとの報告もあります。患者さんへの治療の際、自らが行為者ではない、という実感認識が最も重要です。実践者個人は、患者さんを治癒する存在ではありません。神、あるいは、内なる真の自己に、患者さんに対して愛を持って奉仕させていただけるよう祈ることが最も望まれます。このような全託の祈りの状態では、患者さんの症状を受けるということはほぼあり得ないことであり、守られている状態にあります。

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9. 質問: もし、慢性の患者さんが、レメディ服用後数週間経ても症状に変化がないと、報告してきた場合、あと数か月、続けて服用するよう助言すべきでしょうか?

回答:それは症状によります。特定の急性症状に対応するレメディを用いてください。ワクチンから作製したノーソードはよりピンポイントに作用し、従って、より早い効果が期待できます。子供の病気に関連する高熱や他の症状には、CC9.4を、皮膚の症状であれば、セクション21、皮膚の項目から適切なものを選択し処方してください。

 

 

お知らせ

 ワークショップ予定

  1. イタリア、パドュア、ヴェニス:リフレッシャーセミナー、2016年5月21日, 連絡先:マノリス [email protected]
  2. フランスドルドーニュ:リフレッシャーセミナー&アシスタント波動薬実践者ワークショップ2016年6月18-19日 連絡先:ダニエル [email protected]
  3. インドケララ、カサラゴッド:アシスタント波動薬実践者ワークショップAVP Workshop 2-3 July 2016年7月2-3日, 連絡先:ラジェーシュ [email protected]、電話 8943-351 524 / 8129-051 524
  4. インドプッタパルティ:アシスタント波動薬実践者ワークショップ2016年7月14-18日,連絡先:ヘマ [email protected]
  5. 米国 ワイオミング州シェパーズタウン:アシスタント波動薬実践者ワークショップ2016年7月15-17日,連絡先:スーザン [email protected]

 

付記

継続するスワミの祝福のシャワー…

実践者12051はバンガロールで、乳がんの患者さんの完治に貢献し、多くの帰依者が波動薬を求めるようになりました。2015年10月15日木曜日、実践者は患者さんの自宅で波動薬の処方を行いました。彼女が108のコンボボックスをその家の祭壇に上げておいたところ、数分以内にボックス内及びウェルネスキットの中にヴィブーティが現われ多くの祝福を授かりました(写真参照)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実践者02787は、2016年1月4日の朝、瞑想を終えて起き上がると、108のコンボボックスにヴィブーティが物質化されているのに喜びと共に気づきました(下記写真参照)。

 

 

 

 

 

 

 

米国・カナダコーディネーター01339は、2016年1月10日日曜日に地域のサイセンターでの会合に赴きました。その後、彼女は、シニア実践者を訪ねてチャージをする予定でしたが、会合の終了後、マスターボックスを取り上げるとヴィブーティがボックスの蓋の上に振りかけられていることに気づきました(下記写真参照)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サイの愛と祝福と共に

オームサイラム!