糖尿病、メトホルミン( Metformin:ビグアナイド系薬剤に分類される経口糖尿病治療薬の一つ)アレルギー 11567...India
2015年5月15日、6か月前に糖尿病と診断された52歳女性(空腹時血糖値:190mg/dL, 正常値70-110mg/dL; 食後血糖値: 250mg/dL, 正常値 70-150mg/dL)が治療を求めて実践者を訪れました。その日に行われた検査の血糖値の値(316mg/dL, 正常値 70-130mg/dL)にも示されているように症状は不安定のままでした。患者さんは対症療法のメトホルミンに対して激しいアレルギーがあり(ナス、魚、ジャガイモなどの食品に対してもアレルギーがありました)、その服用ができないでいました。メトホルミン錠が下痢、めまい、蕁麻疹を誘発するため、彼女はホメオパシーを試しましたが効果はありませんでした。それまでの3か月間、彼女には虚弱感と疲労感があり、また足に焼け付くような感覚があり、夜中に2,3回トイレに起きるので睡眠も妨げられていました。
患者さんは、複数の家庭で洗濯の仕事を受け持っており、心身ともにストレスを抱えていました。
彼女の父親もまた糖尿病であり、ストレスの多い生活に遺伝的な傾向が加わって現在の症状を引き起こしたものと実践者は判断し、以下の処方を行いました:
CC4.2 Liver & Gallbladder tonic + CC6.3 Diabetes + CC12.1 Adult tonic + CC15.1 Mental & Emotional tonic...1日3回
波動薬の治療はめざましい効果を発揮しました。10日間で、足の焼け付くような感覚は半分になり、夜中のトイレの回数もたったの1回になりました。血糖値は下がり始め、2か月で、食後血糖値は156mg/dLまでの改善を示しました。その後1か月半の服用で、空腹時及び食後血糖値は完全に正常に戻りました。(空腹時血糖値: 92mg/dL, 食後血糖値: 115mg/dL; 2015年9月11日時点)
10月29日の再検査では、食後血糖値にわずかの上昇が見られました(空腹時血糖値: 90mg/dL , 食後血糖値: 181mg/dL)。患者さんの息子さんからの報告で、10月19日に、患者さん本人がウイルスによる高熱を出し、6日間、抗生物質を含む対症療法の薬での治療を受けていたことがわかりました。この間、患者さんは波動薬を服用しませんでしたが、それでも、疲労感や虚弱感は50%改善されていたとのことでした。足部の神経症は、前回の改善からは変わっていませんでしたが、実践者は患者さんに服用の継続と、何かの疑問点や不明点に関しては気軽に尋ねてくれるよう依頼しました。2015年11月現在、患者さんは1日3回での服用を継続し、糖尿病の症状が鎮静化して落ち着いていることに大変喜んでいます。