治癒者の中の治癒者である神の御言葉
Vol 3 号 1
January 2012
「もし、今日、人が悲しみや苦しみの渦の中にいるのであれば、それは人のこころに責任があります。人が体験する幸福と悲しみ、愛情と憎しみ、感覚の悦楽はこころを起因としています。2元性の意識に囚われたこころではこうした感情に悩まされることは避けられません。こころが、創造された全てのものの中に唯一性を見るよう訓練されるなら、いかなる感情の起伏に左右されることはありません。人生で出会うあらゆる出来事を微笑みを持って迎えるべきです。この2元性の世界では喜びと悲しみ、獲得と喪失が交互に起こることは自然なことです。それは避けることができません。逆境に出会っても悲嘆に暮れることなく、また幸運が訪れても有頂天になるべきではありません。逆境は永遠の至福への踏み石です。
-…サティアサイババ、「今日の御言葉」プラシャンティニラヤム
“あなたの奉仕の受け手としてふさわしいかどうかの判断をしてはいけません。人が困窮しているかどうかを見出しなさい。それだけで充分な資格です。他人に対してどのような振る舞いをしているかをチェックしなくてよいのです。人は愛によって確実に変わりえます。奉仕はあなたにとって極めて神聖なもので、それは神への誓いをもとに霊性の道を歩む立派な霊性修養なのです。それは息吹そのものです。奉仕の活動はあなたが最後の息を引き取るまで続きます。
…サティアサイババ、ご講話、1970年2月19日
雨が降ったという証拠は地面が濡れていることです。同様に、真に帰依しているかどうかは熱願者が心の平安を獲得しているかという点にあります。この平安は数々の過去の過ちからあなたを守り、損失や不名誉によっても揺るぐことがありません。
…サティアサイババ, サティアサイスピークス, 第5巻, p308