背中の痛み, 疲労, 記憶の衰え, 歯肉感染 03520...USA
70歳男性が、背中の痛み、スタミナ不足、記憶の衰えを訴えて2015年6月4日に実践者を訪れました。背中の痛みは10年前に発症した坐骨神経痛から来ているものと彼は信じていました。最近では、腰を少し曲げる時や頭を傾ける時、横になる時や咳・くしゃみをする時に特に痛みを体験していました。
2か月前、痛みが激しくベッドから起き上がることができませんでしたが、来訪の際には痛みは耐えられるほどになっていました。その痛みは過去2年間体験した典型的な痛みのレベルでした。背中の痛みは、過去16年以上もコンピューターの前で悪い姿勢で座っていたことが原因であるかもしれませんでした。
患者さんの2番目の心配事は、疲れやすいということでした。少し運動しただけで息切れし疲労するのでした。彼はこのスタミナ切れの原因が、2003年にインドを汽車で旅した際に見舞われた、強風による塵の汚染による症状が完治していないためであると考えていました。塵の汚染に接したために、空咳や胸の痛みを発症し、抗生剤による治療を受けていましたが、最終的に漢方薬である羅漢果を服用し症状の緩和を得ることができました。
患者さんの3つ目の心配事は、およそ30年前に遡って患っている、短期の記憶喪失でした。何かをしようとして、そして次の瞬間、何をしようとしていたのかを忘れてしまうのです。数日前のことであれば思い出すこともありますが、心もとないものでした。この症状は歳を経るごとに頻繁になっていきました。処方されたレメディは以下の通りです:
背中の痛み、疲労、記憶減退:
#1. CC10.1 Emergencies + CC12.1 Adult tonic + CC15.1 Mental & Emotional tonic + CC17.3 Brain & Memory tonic + CC18.5 Neuralgia + CC20.1 SMJ tonic + CC20.2 SMJ pain + CC20.3 Arthritis + CC20.4 Muscle & Supportive tissue + CC20.5 Spine...水で、1日3回
肺機能:
#2. CC19.1 Chest tonic + CC19.3 Chest infections chronic + CC19.4 Asthma attack...1日3回
10日間の服用の後、著しい改善が見られ、6月5日、目を覚ましてみると、痛みがほとんどなかった、との報告がありました。実際、前日の1回の服用の後、93%の改善があったと彼は感じていました。それ以来、痛みはごくまれにある程度でそれも数分間続くかどうかといった程度となりました。癒しに対する波動薬の効果を記録管理するために、1日毎の背中の痛みが、以下のようなグラフ状に記録されました。また、疲労感は75%軽減された、と彼は感じています。
フォローアップの間、患者さんは次第に悪化していった歯の症状にも悩まされていることを打ち明けてくれました。歯茎の腫れ、歯感染症、感染した歯の近辺での舌の腫れ、緩んだ臼歯が含まれる炎症した上顎の問題がありました。1981年に行われた根菅を含む歯科治療が原因であると彼は信じていました。根菅の治療の後、歯と歯茎の感染症が頻繁に起きていたのです。彼は、ニンニクを用いてこの持続感染症に対処しました、すなわち、感染の生じている上顎と下顎の間に、ニンニクを挟み続けていたのです。
この処置は一時的な緩和をもたらしましたが、感染は再発し続けました。現在、上顎にある緩んだ臼歯は、すぐにでも抜けそうなので、歯ブラシの最中それを支えていなければないほどでした。痛みが激しいために、歯ブラシはそっと行われなければなりませんでした。波動薬を摂取して5日後、#1のレメディを歯の関連する諸症状に対しても試してみようと決めました。#1のレメディは水での服用でしたので、口に含んで、口内の感染した歯や歯茎に行き渡るように意識しました。その結果、25分も経たないうちに、95%の痛みと症状の改善が見られました。3,4時間毎に炎症と痛みが再発し続けるので、水による波動薬の治療を継続しました。好奇心から、彼はこの波動薬水の鎮痛効果を試す実験をしようと思いたち、痛みを感じていた舌と緩んだ歯にさっと波動薬水を振りかけたところ、3分後に歯の緩みも痛みも無くなったのです。6月11日までには、歯茎の炎症は無くなりました。患者さんからの報告を聞いてから、実践者は以下の歯に関するレメディを送付し、また、しばらくの間は、それまでのように#1レメディの服用を継続するよう伝えました:
歯・歯茎・顎・舌の感染:
#3. CC10.1 Emergencies + CC11.5 Mouth infections + CC11.6 Tooth infections + CC12.1 Adult tonic + CC15.1 Mental & Emotional tonic + CC17.3 Brain & memory tonic + CC18.5 Neuralgia...1日4回,必要に応じて波動薬水を口に含むこと
2週間後の6月30日、患者さんからの報告があり、背中の痛みは93%ほど良くなり、また、記憶力は格段に向上して、今や、数日あるいは全く忘れていた記憶を1,2分で思いさせるようになった、とのことでした。歯に関連する症状も改善され、歯茎の炎症は消え、緩んでいた歯は安定し、流動食から卒業しナッツのような固形食も痛みを伴わずに噛めるようになりました。
こうした改善の傾向は7月中ずっと続きました。背中の痛みの強度は相変わらずでしたが、一日中だったものが、時折感じほどに頻度が減りました。他の症状については、記憶は更に向上し95%まで回復、1,2分で思い出していたものが今や数秒でできるようになりました。歯の感染、歯肉炎、舌の炎症は完治し、緩んでいた歯はほぼ(99%)安定し、歯の痛みは無くなりました。疲労や息切れを感じることなく、活動的でいることが可能となり、体力面では95%の回復が見られました。8月中の治療で背中の痛みは若干の改善が見られました。患者さんの感覚としては細胞レベルでの深いところでの痛み(3%)が残存している、というものでした。また、歯に関連する症状は、前回に報告された状態から更に改善し続け、また体力も向上しました。フォローアップ最終月後半の9月25日、患者さんは歯及び疲労に関する症状から完全に回復し、記憶の喪失も99%改善されました。細胞レベルから感じられるような散発性の背中の痛み(3%)はまだありましたが、その頻度は1か月以前に比べて少なくなりました。背中の痛みから完全に解放されるために、2015年10月の最初の週に、#1のレメディの服用回数は1日3回を維持したままとし、更に1日目には、10分おきに2時間の服用を実施しました。
患者さんコメント:
サイとこのサイ波動薬に直接的,間接的に貢献されている宇宙の存在にこの上ない感謝を申し上げます。尽きぬことない感謝、終わることのない感謝を捧げます。